もう直ぐ、75回目の、終戦の日がやって来る。
70年の区切りとして、5年前に、幼かった、昭和の戦争の語り部の記憶を、まとめてシリーズでアップ
した。
忘れてはならない、あの忌まわしい記憶を、後世に伝えるべく、またここで、アップして置きたい。
昭和の戦争の語り部の一人としての使命だと思っている。
日本国憲法は、昭和21年11月3日に公布、半年後の昭和22年5月3日に施行された。
この経緯は、当時小学3年生のmcnjにわかるはずもなく、まったく、記憶は無い。
後に調べたことであるが、それまでの、天皇主権から、国民主権に変わったこと、基本的人権を尊重する
こと、平和主義に徹することが、3大原則であると教えられた。
この際、皆さんも、ぜひ、wikipediaなどで、お調べになられたらいかがかと思う。
昭和20年8月15日、日本は、ポツダム宣言を受け入れて、無条件降伏をした。
ポツダム宣言に織り込まれた条文を遵守する法的義務があり、その一つが、大日本帝国憲法に変わる、ポ
ツダム宣言の精神に則ったた、新憲法の制定義務であった。
内容は、GHQ(連合国軍総司令部)がポツダム宣言の主旨に沿って定めたものであったが、最後の、帝国議
会で、若干の修正の後、昭和21年11月3日公布され、翌22年5月3日施行された。
当ブログ↓のポツダム宣言のところでも述べたが、あの忌まわしい戦争が、大日本帝国憲法の、天皇に主
権を与え、国民は、それに絶対的に従わせられて、政治をおこなうと言う考え方に、要因があったと判断
して、宣言は提言していた。
進駐してきた、GHQ(連合軍総司令部)は、まず初めにこれに基づいて、新しい日本国憲法を制定
させた。
憲法改正の基本理念として、三大理念が基本とされた。
1、人権の尊重。
2、国民主義(民主主義)
3、平和主義(戦争放棄)
この要点は、
1、主権在民
天皇から主権を取り上げて、国民に与える。
2、戦争放棄
武器を持たず、戦闘行為も禁止する。
3、言論の自由
4.信仰の自由
5、個人的人権の尊重
6、三権分立
である。
昨今の、自衛隊の国際貢献の観点から、憲法第9条の見直しが叫ばれている。
現在は、国際協力の観点から、議会の承認のもとで、自衛隊の海外派遣は、認められており、
国際貢献は、可能となっている。
これ以上の改憲の必要性は、どこにあるのか。
恐らく、改憲を叫ぶ勢力は、自衛隊に海外派遣を、議会の承認なしで、出来る様にしたいのであろう。
防衛省の判断で、派遣を可能にしたいものと思われる。
すなわち、戦闘行為の容認に繋がるではなかろうか。
日本国民は、良く見ていかねばならない。
本稿は、バックナンバーでは、もっと、後日の投稿予定であったが、本日の憲法記念日に合わせて、前倒しで投稿した。