6月11日 鎌倉能舞台
味方玄『テアトル・ノウ 東京公演』 『山姥』事前レクチャー (作品解説・謡実演・能装束の着付け)
『山姥』の小書として「雪月花之舞」「卵胎湿化」。味方玄の師匠片山幽雪が亡くなられて1年。
「雪月花之舞」は古くは追善の時に舞われたものとのこと。味方は師の追善の意も含め、勤めたいと述べておりました。
ところどころに謡を入れながら作品の解説。サプライズとして、キリのところは、中森健之介の地で仕舞を披露してくれました。
さすがに素敵な仕舞でした。休憩をはさんでから、装束の着付け。当日の装束はお楽しみにということで2時間あっという間だった。
6月の中旬ともなると鎌倉のアジサイは見ごろとなる。まして今日は天気にも恵まれ、明月院も長谷寺も大賑わいだった。
お昼ごろの長谷寺で、アジサイの群生を見るのに3時間待ちという表示が出ていた。
事前レクチャーの案内には、「アジサイを見、古典芸能に触れる1日は如何でしょうか」とあったけど、
とんでもない人出に予想が外れ、進行役のスタッフも恐縮しておりました。見所はしかし、ほぼ満席だった。