栄典のあゆみ -勲章と褒章ー 国立公文書館
勲章など殆ど興味はないのだけれど、実物を一堂にそろえて展示するという企画展に興味が湧いた。
鎖国から目覚めた日本が、欧米の国々に伍して成長してゆく過程で勲章・褒章は制度化された。
その経緯を記録した文書類。勲章・褒章の実物の数々。国の威信をかけ、偉人たちの胸や・首を飾る物だけに、見ただけで貴重なものだなと感ずる。最高位の勲章「大勲位菊花章頸飾」は、最後の元老・西園寺公望に授与されたもので、後に寄贈されたものだとのこと。
勲章と褒章は全く別物だというのを初めて知った。国家又は公共に対しての功労に報いたのが「勲章」で、それ以外の各分野に対しての功労に報いたのが「褒章」で、これは6色に分けられている。紫綬褒章が最高と思ってたが、これは科学技術分野のみで、他の紅・緑・黄・藍・紺と同等ということらしい。ただ文化勲章は国の文化の発達に特に顕著な功績のある人物に授与するということで国家レベルの勲章ということだ。 数百万人の日本人の血の上に功績ありと認められた軍人たちへの勲章とは、いったい何だったのかと思う。勲章なんて、一般市民には他人事でしかないゆえに何か複雑な感想だ。
国立公文書館って初めて知った。竹橋にある。ガッチリとしたなんの変哲もない、さして大きくもない建物だ。お濠に面した広い正面入口スペースには車1台駐車していない。役所なのか展示館の類なのかよくわからない建物だ。緑の木々に囲まれた、お濠の古びた石垣を眺めてると、なにかホッとした気になったのはどうしてだろうか。
勲章など殆ど興味はないのだけれど、実物を一堂にそろえて展示するという企画展に興味が湧いた。
鎖国から目覚めた日本が、欧米の国々に伍して成長してゆく過程で勲章・褒章は制度化された。
その経緯を記録した文書類。勲章・褒章の実物の数々。国の威信をかけ、偉人たちの胸や・首を飾る物だけに、見ただけで貴重なものだなと感ずる。最高位の勲章「大勲位菊花章頸飾」は、最後の元老・西園寺公望に授与されたもので、後に寄贈されたものだとのこと。
勲章と褒章は全く別物だというのを初めて知った。国家又は公共に対しての功労に報いたのが「勲章」で、それ以外の各分野に対しての功労に報いたのが「褒章」で、これは6色に分けられている。紫綬褒章が最高と思ってたが、これは科学技術分野のみで、他の紅・緑・黄・藍・紺と同等ということらしい。ただ文化勲章は国の文化の発達に特に顕著な功績のある人物に授与するということで国家レベルの勲章ということだ。 数百万人の日本人の血の上に功績ありと認められた軍人たちへの勲章とは、いったい何だったのかと思う。勲章なんて、一般市民には他人事でしかないゆえに何か複雑な感想だ。
国立公文書館って初めて知った。竹橋にある。ガッチリとしたなんの変哲もない、さして大きくもない建物だ。お濠に面した広い正面入口スペースには車1台駐車していない。役所なのか展示館の類なのかよくわからない建物だ。緑の木々に囲まれた、お濠の古びた石垣を眺めてると、なにかホッとした気になったのはどうしてだろうか。