鵠沼海岸を散歩した。
小田急に乗って鵠沼海岸駅で下車。
そこから10分くらいのんびり歩くと海岸に出る。
快晴。 微風。 気温20度はない。
波の音が心地よい。
水平線は少し霞がかっているようで、
白い雲がポツリポツリと浮かんでいる。
鵠沼海岸は 左手の江の島から
右手の茅ヶ崎 もっと遠くまで伸びている。
その沖に雪を目いっぱい被った富士山が浮かんでいる。

穏やかな日なので たくさんのサーファーが波に浮かんでいた。
ボードの上に立って漕いでる若者もおれば
すこし沖にはパドリングしている若者もいた。
カヌーみたいな細長い一人乗りだけれど 速い。
この海岸から江の島の突端まで距離感があるのに
さして時間を要しないで漕いでいた。
意外だったのは
白髪、あたまの禿げたオジサンたちがけっこう海にいるのだ。
沖にちょっと大きな船が停泊しているように浮かんでいた。
青い三本線が入ってるのが見えたから巡視船らしい。
波打ち際の海岸線に沿って歩く。
打ち寄せる波の引き際に沿って
桜の花びらが模様を残してずうっと続いていた。
水を含んで少し黒っぽい砂地に桜の花色が
ひときわ際立って見えて面白かった。
いったいこの花びらはどこから海まで飛んできたのだろうか。
この時期にしか見れない砂浜の景色だった。
シーズン前の海岸なので、弁当やホットドック片手に歩く人は殆どいない。
だからか、いつもはたくさん飛んでるトンビやカラスが少ない。
夏になると海の家が所狭しと立ち並びにぎわう浜も
この時期静かだ。
波の音は 人の声、浜で作業している車、
サンドテニスしてる元気な若者たちの声すらのどかにしてしまう。
波のエネルギーはすごいと思う。
駐車場でルーフ付きの赤いボルボを見た。
なんだかとても新鮮に見えた。
カラフルで波の音が残る散歩だった。