つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

街ブラ・富士の新製品

2012年11月09日 | カメラ

富士フイルムが10月26日に、「Xシリーズ」のショールームを大阪と福岡にオープン。発売前の新製品が見られるということで出かけてきました(東京ミッドタウンのフジフイルムスクエアでも展示中)。

大阪のショールームは、地下鉄御堂筋線本町駅に近い中央区備後町の富士フイルム大阪ビル1F。

レンズ交換式デジタルカメラ「X-E1」(11月17日発売)と、コンパクトデジタルカメラ「XF1」(11月3日発売)を手にとって試すことができました。

X-E1。新発売のズームレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OISが付いていました。

 

「X-E1」は、ヒットした「X-Pro1」と同じ1630万画素APS-Cサイズ機。ローパスフィルターを廃した、フルサイズ機に迫る解像感が魅力です。

「X-Pro1」が光学・電子ファインダーの両方使えるハイブリッドマルチビューファインダーなのに比べて、「X-E1」は電子ファインダーだけ(大型・高精細化)で、全体の大きさも小ぶりになっています。


カメラとしての基本性能は「X-Pro1」を踏襲したうえ、AFが速くなっています。試してみましたが、確かに速いし、「X-Pro1」発売最初にあった、合焦時に電子ビュー画像が“固まる”というような現象もありません(その後ファームウエアで「X-Pro1」も改善)。

光学ファインダーに比べると電子ファインダーはわずかに暗め。映像も特有のぎこちなさがありますが、この辺は慣れと好みの問題かもしれません。個人的に光学ファインダーが好きなので、どうしても気になってしまいますが…

 

シャッター音はとても良いです。これは大きな魅力。昔のレンジファインダー機のような軽く小気味良い感触で、クラシックな外観とともに、カメラを触ることの楽しさが伝わってきます。

モノクロ撮影でも4種類あるというフイルムカメラ風のこだわり、さらにMマウントレンズに対応している“渋い”カメラです。純正のMマウントアダプターで、ライカ、フォクトレンダ―、ツァイスの往年のレンズが付けられます。カメラ歴の長い人ほど魅力を感じるのでは…

Xシリーズで初めてズームレンズが出たのも、使いやすくなって良いと思います。ロードマップでは、来年さらに5本のレンズが出るそうで、富士フイルムも「やる気」ですね。

 

一方の「XF1」は…

イメージキャラクターの本木雅弘さんと真木よう子さんの写真とともに展示。

おしゃれですね。

 

レンズを回すと電源が入る、独特のシステム。使わない時はレンズをペタンと押しこみ、厚みが薄くなります。

持った感じはとても軽く、クラシックなスタイルもグッド(赤のモデルが人気とのこと)。

AFは早い方です。またXシリーズ共通のようですがコマンドダイヤルを押すだけで撮った画面を一気に拡大、ピントの確認ができます。全体にレスポンスが早くて操作はしやすかったですね。

光学4倍ズームレンズはF1.8(広角)~F4.9(望遠)。マクロでは3センチまで寄れ、広角端が明るいレンズのためか、画像サンプルを見た感じではボケもきれい。RAWにも対応しています。

センサーは、一般的なコンパクトデジタルカメラの約2倍の面積の2/3型1200万画素。

 

触っているうちに見直しました。このカメラって、ファッション性の高いデザインばかりに目が行きますが、すごく高機能なんですね。

問題といえば、レンズを回して電源を入れる方式に、慣れが必要なところぐらいでしょうか。

 

パンフレットをもらって、大阪駅近くの喫茶で眺めて楽しみました。とてもリッチな時間…

 

大阪駅周辺にはペンタックス「Q10」(10月26日発売)のでっかいポスターが。

イメージキャラクターは向井理さん。デザイン違いのポスターが何種類もあるようで、いたるところで目を引きました。

東京と大阪の主要駅に、「駅ジャック」という感じで期間を限定して貼られているそうです。ペンタックスも思い切った広告をやりますね。

 

日本のカメラメーカーはみんな元気だなァ… 各社から新製品がどんどん出て、迷ってしまいます。