◇ピントは撮ったあとでOK!
東芝が12月20日、撮影後にピント合わせできるスマホ・タブレット用カメラモジュールを発表しました。
モジュールの名称は「TCM9518MD」。サンプル出荷を、2014年1月31日から開始するとのこと。
東芝のニュースリリースによると、モジュールには2個のカメラと独自開発の画像処理LSIが組み込まれており、被写体との距離を撮影と同時に計測。撮影した後、スマホなどのアプリを使って画面上でピントを合わせたい被写体を選び、自由にピント合わせできるというもの。
イメージセンサーは1/4インチ500万画素CMOSですが、2個のカメラの画像を合成することで、得られる画像データは1300万画素。
ピントを合わせるほか、ぼかし、消去などの加工もできるとしています。
これはピンボケの失敗もなくなるし、面白そうですね。
ASCII.jp(http://ascii.jp/)の記事『東芝、撮影後にピント合わせが可能になるスマホ向けカメラモジュールを発表』には、モジュールと作例の写真が掲載されています。
ところで、撮ってからピントを合わせられるカメラといえば「Lytro (ライトロ)」がすでに去年の春に発売されています。
四角い筒型をしたLytro(フリー画像)。大きさは41mm x 41mm x 112mm。
これに比べて、東芝のモジュールの大きさは幅18×高さ12☓厚さ4.65mmと小さなもの。なるほど、これならスマホに内蔵可能。
「ピントはあとでOK」というスマホが実現すれば、そちらの方が扱いやすそうです。
さて、どのメーカーが採用するでしょうか。