ライカがモノクロ専用のレンジファインダー式デジタルカメラ「ライカMモノクローム(Typ246)」を発表しました。
発売は5月下旬。 価格は税込113万4,000円。
モノクロしか撮れないのにこの価格…
初代の「ライカMモノクローム」(2012年8月、国内発売)の初値が80万円余りでしたから、それより30万円以上高い!
ライカは強気ですね~
(もっとも初代は値下がりするどころか今でも高値。価格.comの5/2最安値でも829,800円。)
センサーサイズは引き続き35mmフルサイズで、画素数が1,800万画素から2,400万画素に増加。最高感度もISO10000からISO25000へと増えています。
背面液晶でのライブビューが可能になったのが大きな特長。ライブビュー時に、フォーカスピーキングやマニュアルフォーカスアシストが使えます。「フォーカスピーキング」では、ピントが合っている被写体の輪郭を色で表示。「フォーカスアシスト」では、画面の一部を最大10 倍に拡大して、ピントを厳密に合わせられます。
今どきのデジタルカメラでは当然の機能ともいえますが、ともかくライカレンズはマニュアルフォーカスなので、こうした背面モニターでのピント合わせをサポートする機能があるとないでは大違いだと思います(プロは別にして)。
フルハイジョン動画も可能になりました。
これと引き換えに、というか… センサーがCCDからCMOSに変わっています。
CCDとCMOSでは絵作りが違うと、よく言われます。どんな風に変わったのか興味があるところです。
flicr にライカのサンプル画像が出ていたので見てみました。
4月初めにアイスランドで、Ragnar Axelsson という写真家が撮影した写真です(ライカのブログより)。
以下、flicr の画像にリンクした形で引用。

Leica M MONOCHROM Typ 246 Summilux-M 1:1.4/35 ASPH.
f/9.5 1/1000秒 ISO 320 (credit: Leica Camera)
画像をクリックすると、flicr の画像が出ます。
そのうち、オリジナル画像(6199×4219)をダウンロードして、犬の表情などを見てみると、ディテールまで高精細な描写であることが良く分かります。
カリカリの描写というよりは、滑らかで質感豊かな描写という印象。
flicr には、別の場所で Ragnar Axelsson さんが撮った人物の写真も。
こちらは暗い室内のため高感度での作例になります。

Leica M MONOCHROM Typ 246 Summilux-M 1:1.4/35 ASPH.
f/3.4 1/350秒 ISO 12500 (credit: Ragnar Axelsson/Leica)
クリックすると、同じように flicr の画像にリンクします。
オリジナル画像をダウンロードして見てみると、さすがに ISO 12500 だけにノイズが目立ちます。でもこれはこれで、白黒フィルムの「粒状性」のような、許容できる感じ。また、上のような小さなサイズではノイズが全く分かりません。

Leica M MONOCHROM Typ 246 Summilux-M 1:1.4/35 ASPH.
f/2.0 1/90秒 ISO 3200 (credit: Ragnar Axelsson/Leica)
ISO 3200 では、拡大してもほとんどノイズがなく素晴らしい。モノクロらしい、しっとりとした良い雰囲気です。こんな写真が撮れるんですね~
最初に出た「ライカMモノクローム」には驚きました(2012年5月11日の記事)が、第2弾の「Typ 246」は、それにもまして艶やかな描写。ひょっとして白黒フィルム以上の質感では…
個人的には、いうまでもなく“高嶺の花”のカメラですが、プロ写真家によるレビューが楽しみです。
---------------------------------------------------------------------------------------------
関連記事
・『ライカMモノクロームに新モデル ライブビューが可能に 』(2015/5/1 デジカメWatch)
・『ライカがモノクロ専用機』(2012年5月11日の当ブログ記事)
・『【新製品レビュー】ライカMモノクローム ~モノクロ派“やみつき”の異色レンジファインダー機 』(2015/5/1 デジカメWatch)