キヤノンのフルサイズ一眼レフ「EOS 6D 」の後継機「EOS 6D Mark II 」 が近日中に発表される、と「軒下デジカメ情報局」に出ていました。新しいバッテリーグリップやEOS Kiss X7後継機とともに発表されるとのこと。
以下は、海外のソースから得たという、発表される機種・機材の情報(軒下デジカメ情報局 より)。
EOS 6D Mark II
•ボディ ・24-105mmUSMキット ・24-105mmSTMキット
•バッテリーグリップ BG-E21
EOS Rebel SL2 (海外での機種名で、国内では「Kiss X7」の後継機)
•ボディ ・18-55mmキット(ブラック) ・18-55mmキット(ホワイト)
「軒下デジカメ情報局」の、独自ソースによる情報はこれまで当たってきているので、ほぼ確かでしょう。CANON RUMORS など海外の噂サイトにも転載されています。
原行の「EOS 6D 」発売(2012年11月)からもう4年半。自分の「EOS 6D 」がシャッター耐久限界にきていることもあり(5月1日記事参照)、待ち望んでいた情報です。
「EOS 6D 」。
もっとも、肝心な「 EOS 6D Mark II 」の性能については、確かな情報がありません。
個人的な経験から、「EOS 6D 」の長所・短所を上げてみると、
長所は、精細な描写、暗所性能、軽さ、ほどほどの価格。
短所は、AF 測距点の少なさと周辺部でのAFの弱さ、連写枚数の少なさ、ライブビューAF の遅さ。
こうした長所はそのままに、短所を改善した「 EOS 6D Mark II 」であってほしいのですが…
◆不確定情報と個人的な“妄想”
これまで噂に上っている「 EOS 6D Mark II 」のスペック(希望的観測も含めて)は、ざっと次のようなもの。
・新開発のイメージセンサー、2800万画素
・デュアルピクセルCMOS AF を搭載
・改善されたAFシステム
・ティルト液晶、またはバリアングル液晶
・タッチスクリーン
・画像処理エンジン Digic 7
・Wi-Fi、Bluetooth
・4K 動画の搭載はない?
個人的には、ライブビューでの動体撮影能力がアップする「デュアルピクセルCMOS AF 搭載」は確実と予想します。
エントリーユーザー向けのミラーレス「EOS M5 」「EOS M6 」にも採用された、キヤノン自慢の半導体技術ですから、もしそうでなければ、逆に「えっ、なぜ !? 」ということに。
そこで、かりに2800万画素のフルサイズ、デュアルピクセルセンサーだとすると、当然新開発になりますね。
しかし、フルサイズ、デュアルピクセルセンサー自体は、上位機の「EOS 5D Mark IV」ですでに開発ずみです。3040万画素 ですけど。
ならば、EOS 5D Mark IV のセンサーをそのまま使ったら、開発費がかからなくていいのではないか?(たとえばニコンは、「Df 」に当時フラッグシップの「D4 」と同じセンサーを使い、それをアピールポイントにしたことがありました。)
EOS 5D Mark IV のセンサーをそのまま流用すると、「 EOS 6D Mark II 」は3040万画素に!(うれしい“妄想”)
もちろん、EOS 5D Mark IV より画素数を落としたデュアルピクセルセンサー(たとえば2800万画素程度)を開発することも考えられます。
ただ常識的に考えて、開発費をかけてまで、わざわざ低画素にしたセンサーを作るか?
いやいや、機種の格付けをしっかり守るキヤノンなら、やりかねません。
そうなると、どういうことになるか。
同じ大きさのセンサーで、EOS 5D Mark IV より画素数を落とすことは、画素ピッチが広がること。これは高感度性能が上がることにつながるのではないか?
EOS 5D Mark IV より高感度性能が上がるかも!(これもうれしい“妄想”)
つまり、どっちに転んでも、6D ユーザーにとっては、うれしい結果が待っていることになります。
AF 機能向上も期待できそう。
連写性能はそうアップしなくていいのですが(いまでも撮り過ぎ)、バッテリーグリップが変わるのはバッテリーのパワーがアップするということかも。すると、おのずから連写パワーも上がるのでは…(また“妄想”)
キヤノンさん、ユーザーの希望をかなえてくださいね…
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