つれづれ写真ノート

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ソニー α9 を触ってみた

2017年06月28日 | カメラ

5月26日に発売された、ソニーのフルサイズミラーレス「α9 」。

秒間最高20コマという高速連写。しかもその間、ブラックアウトすることがなく、完全無音でも撮影できるデジタルカメラで、「キヤノン、ニコンのフラッグシップ機を超えたか?」と話題を呼んでいます。

ほぼひと月たったところで、初めて実機を触り、実写データを持ち帰ってきました。

 

大阪・梅田の「ソニーストア 大阪 」で展示されていた「α9 」。

レンズは、ぜいたくなGMレンズ「FE 70-200mm F2.8 GM OSS 」が付いていました。

 

背面液晶はチルト式のタッチパネル。

2420万画素、メモリー内蔵積層型CMOSイメージセンサーを搭載。これによって高速読み出しを実現しています。

ファインダーのほぼ全面(約93%)をカバーする693点の像面位相差AF、動体ゆがみを抑えた電子シャッター(最高1/32000秒)、高解像4 K 動画、従来機の2倍の時間はもつバッテリー等々… さまざまな先進機能が盛り込まれたプロ仕様のモデル。

 

ボディーが小型なので「小指がはみ出す」という人が多く、グリップエクステンションが用意されています(グリップの下部)。

望遠レンズなど重いレンズを使う場合、やはりこれを付けた方がしっかりグリップできます。

持って見ると、このGMレンズがずっしり重く、残念ながら「軽いミラーレスシステム」という印象ではありませんが、良いレンズを使いたいときは、やむをえないでしょうね。

 

SDカード2枚を入れられるデュアルスロット。下段のスロットは、データ高速転送が可能なUHS-II に対応。

なので、高価でもUHS-II カードを使った方が、このカメラの高速連写性能を発揮させられるわけですが、通常のUHS-I カードを下段のスロットに入れても使えることは使えます。

 

実写用に自分が用意したSDカードはこれ。

レキサーメディアの64GB。UHS-I スピードクラス3 (U の中に3 のマークがあります)。

店員さんの話では、UHS-I の場合はスピードクラス3 がお薦めとのこと。

 

UHS-II と UHS-I のどこが違うかというと、撮れるコマ数は同じで、書き込みスピードがUHS-II のほうが速いようです。

(デジカメWatch の『ソニーα9で連写テスト! UHS-II vs UHS-Iの結果は?』参照)

 

この自分のSDカードを α9 に入れて、連写してみました。

いやあ、さすがにすごい速さです。

データを持ち帰って確認したところ、UHS-I でも秒間20コマ、きっちり撮れていました(レンズによっては秒間20コマ撮れない場合があります)。

 

軽やかで気持ちの良い連写音。

ですが、メカニカルな音ではなく電子音なので完全無音にすることもでき、これが大きな魅力。

無音にするとファインダーの枠や画面の一部が明滅するだけで、撮れているのかどうか不安になるほど(ファインダーの枠は設定で消せます)。

 

連写音を動画にしてみました。(余分な黒い画面が残ったままYouTubeにアップしています。スミマセン。)

 

さて、画質はどうでしょうか、ISO 感度を変えて撮影した画像を以下、並べてみます。

実写画像

絞り優先モード(F3.5)で店内の花を撮影。画質はJPEG の“撮って出し”。つまり補正・トリミングなしです。

 

ISO 100 。

 ← クリックで拡大(等倍ではありません)

ISO 400 ぐらいまでは同様の画質と思われます。

 

ISO 800 に上げてみました。

 

ISO 800。

 ← クリックで拡大

 

ISO 1600。

 ← クリックで拡大

 

ISO 3200。

 ← クリックで拡大

 

ISO 6400。

 ← クリックで拡大

 

ISO 12800。

 ← クリックで拡大

 

ISO 25600。

 ← クリックで拡大

 

電子シャッター時の上限ISO 感度。このあたりまで上げると、背景の暗部にノイズが目立ってきます。

ネットで、「α9の画質は、ノイズが気になる」というレビューがあったので、実写してみたわけですが、全体的に見てISO3200 ぐらいまではそれほどノイズがひどいという印象ではないですね。

もっと高品質の実写画像としては「PHOTO YODOBASHI 」のレポートがありますのでご覧ください。

 

もらってきたα9 のパンフレットを見ながら、ソニーストアのあるハービスENT のカフェ「Café boo 」で一服。

ボディー価格 498,880円(税別)、ソニーストアではこの価格から10% 引きになります。

それにしても高い!

せいぜい「よさこい」や「愛染まつり」(6/30から)を撮るぐらいの自分にとって、あまりにもったいないカメラではあります。

 

ただ店の話では、発売後すぐ「(他のカメラメーカーから)乗り換える!」とプロがやってきたそうです。

確かに、秒間20コマ連写は魅力。

デジカメWatch 『新製品レビュー  SONY α9(実写編)』を見ても、なるほどと思います。

この記事のレッドブル・エアレースでの撮影、連写した24枚のサムネイルの中で、素人が見てもモノになるカットは1枚しかありませんから(失礼ながら)。

それぐらい動きものは難しい…

 

ソニーストアのあと、プリントする用事もあってヨドバシ梅田へ寄ってきました。

ヨドバシ梅田店頭に展示されている「α9 」。

いつもはGMレンズ「FE 70-200mm F2.8 GM OSS 」を付けてあるのですが、直前に来たお客さんの要望か、たまたま「ZEISS Batis 1.8/85」が付いていました。

のぞいてみると、F1.8 の単焦点らしい、とろけるようなボケ味。

ポートレート写真で連写するため? そういう使い方もあるかもしれません。

 

SDカードのコーナー。

α9 にベストなUHS-II カード。安くなったとはいえ、まだまだ高値ですねェ。

 

ところで外に出てみると、ヨドバシ梅田ビルとJR大阪駅を結ぶ空中通路(デッキ)が建設中でした(中央)。

向こう側がヨドバシの2 階。手前は大阪駅ノースゲートビル2 階の待ち合わせ場所、「カリヨン広場」。

これまでヨドバシと大阪駅は行き来するのにややこしかったので便利になるし、「カリヨン広場」では時々イベントも開かれるので人出も増えそう。

 

デッキのアップ。屋根付きです。

 

6月30日に完成。

 

今年秋には、グランフロント大阪と接続する通路も設けられるそうです。さらにヨドバシ北側にはホテルや商業施設を含む地上34階の高層ビル「ヨドバシ梅田タワー(仮称)」を建てる計画があり、これともデッキで接続。最終的には空中回廊がぐるりとヨドバシを取り巻く形になるとのこと。

ヨドバシさん、やりますねェ~

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撮影カメラ(α9 実写画像除く)   ソニーRX100

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  ・『ヨドバシとJR大阪駅が直結 梅田に回遊デッキをオープン』(ITmedia ビジネス)