5月18日、大阪・堺市の大仙公園周回コースで行われた、国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン2014」堺ステージの続きです。
ツアー・オブ・ジャパンとしては、午後の個人タイムトライアルだけだったのですが、それまでに午前中から色々な種類のレースが併催されており、一日中楽しめました。
最初に、ツアー・オブ・ジャパン出場チームが参加する「堺国際クリテリウム」。
10:45に各チームが一斉にスタート。2.7kmの周回コースを10周します。
一斉にスタート、競り合う選手たち。
カラフルなユニフォーム。
プロ選手のロードバイクというのは物凄いスピード(時速約50キロ)なので、大集団が駆け抜けるたびに、ブワーッと風が巻き起こります。コースのそばで撮っていると相当な風圧…
実際のレースに接して初めて、空気抵抗を実感。流線型のヘルメットや体にぴったりしたウエア、ぎりぎりに軽量化した車体の理由が分かります。
周回するごとに、最初はバラバラだったチームメンバーがまとまってきました。
風の抵抗が一番強い先頭。それを交互に入れ替わりながら消耗を避け、エースを温存するチームプレー。
写真の先頭に立っているのは、「ランプレ・メリダ」(イタリア)のスター、フィリッポ・ポッツァート。
結局、堺国際クリテリウムを制したのはランプレ・メリダ。チームのエーススプリンター、ニッコロ・ボニファジオが優勝しました(SANSPO.COM cyclist 参照)。
このあと、実業団の「JBCF 堺クリテリウム」が同じコースで行われました。
「JBCF 堺クリテリウム」(E2)のスタート。
ゴールのガッツポーズ。沿道からは大歓声。
「JBCF 堺クリテリウム」(E1)のスタート。
E1クラスになると、プロに迫る時速40キロのスピード。
普通の人でもロードバイクに乗ると、異次元の爽快感を感じるとか。
ウ~ム、乗ってみたいような… 一度乗るとハマるんでしょうね。
会場の大仙公園「いこいの広場」に集結した各国のチームカーとロードバイク。
模擬店のテントも賑わっていました。
コースにスタンバイしている機材補給車。さすがに国際ロードレース。
13:35から、メインのツアー・オブ・ジャパン個人タイムトライアルがスタート。93人の選手が1周2.65kmのコースを一周するタイムを競いました。
スタート地点ではなく、緑が美しい中間地点で待ち構えて撮影。
30秒おきにビューンと選手が走りこんできます。撮れるのはほんの一瞬。
ゆるいS字カーブ。いかにスピードを保ちつつ最短コースを取るかが腕の見せ所。
個人タイムトライアルは、3分14秒09で走った「ドラパック」(オーストラリア)のウィリアム・クラークが勝利。
この写真はドラパックの選手ですが、ウィリアム・クラークかどうかは確認が取れていません(ニュース写真を見るとそっくり…)。(日刊スポーツ参照)
◆ピントを試行錯誤
(撮影後の「写真ノート」としての個人的反省・検証。興味のない人は読み飛ばしてください)
タイムトライアルの写真は「置きピン」で撮影しています。
道路表示などを目安にマニュアルでピント位置を決めておき、そこに被写体が来たときにシャッターを切る、昔からのやり方。
実は「AIサーボ」とか新しい機能を試したのですが、どうも思うようにいきません。
下は「置きピン」の一例です。(構図が中途半端なのはご勘弁ください)
今車輪が乗っている道路表示部分に、あらかじめピントを合わせておき、少し早めから5枚連写。4コマ目がジャスピンでした。
ピントを確認するため、ピクセル100%で拡大。
シャッター速度優先AE 1/1000秒 F8.0 ISO800 焦点距離 300mm
ハンドル部分にピントが合って、ウエアの質感も出ているし、一応満足。このレンズ( EF70-300mm F4-5.6L IS USM )の解像力は良いですね。
ただ、こういう連写のやり方では、ピントの合う瞬間を外してしまう(手前か、通り過ぎた場面でシャッターが下りる)ケースも多く、そうなると使えるコマはゼロ。
かといって、単写で一発勝負は、レリーズタイムラグを計算に入れなければならないし、難しいです。
確実に動きものを捕らえようとすれば、プロが使うキヤノンかニコンのフラッグシップ機を買えばいいのでしょうけど、そこまではね…
試行錯誤が続きます。
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撮影カメラ・レンズ
キヤノンEOS 6D
EF70-300mm F4-5.6L IS USM
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