つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

高野山1200年 「赤こうや」発車!

2015年03月01日 | イベント

弘法大師空海によって、真言密教の道場として開かれた世界遺産・高野山。今年、開創1200年を迎えました。これを記念して4月2日から5月21日まで、大法会が行われます。(南海電鉄の特別ページ参照、法会日程=PDF

全国から弘法大師を慕う人々が集まり、50日間ぶっ続けで行われる大法会。すごいイベントですね。

またこの期間中、金堂の本尊特別開帳や根本大塔でのプロジェクションマッピング、南こうせつ コンサートなど多彩な催しが予定されています。

 

南海電鉄では、この歴史的な機会に高野山への旅客を誘致しようと、特急「こうや」を特別仕様にした「赤こうや」「黒こうや」「紫こうや」という3種類の特急列車を走らせることになりました。(南海電鉄の発表=PDF

“撮り鉄”ではないのですが、発表された特別仕様車のデザインが美しいので興味がわき、3月1日、「赤こうや」の出発式に行ってきました。

 

「赤こうや」出発式

出発式は、南海難波駅で催された「高野山開創1200年慶讃イベント」(PDF参照)のひとつ。

 

ホームで午前8時35分から始まった出発式。マスコットキャラクター「こうやくん」(後方)も参加。

周りには列車ファンを含め、黒山の人だかりでした。

 

これが「赤こうや」。

 

車体に描かれた色鮮やかなマーク。

4両編成の車両は、運転席部分の黄色を除いて、赤色が基調。根本大塔や大門の色をイメージしたものだそうです。

 

蒔絵風の絢爛豪華なデザイン。

テーマは「高野山の四季」で、先頭車両は春の桜。

 

次の車両には夏の青葉。

 

これは秋の紅葉。華やかで、いい風情ですね。

 

一番後ろの車両には、冬の雪マーク。

 

座席のヘッドカバーと通路も、外装に合わせた特別仕様になっています。なかなか豪華。

 

関係者のあいさつの後、高野山金剛峯寺僧侶による安全祈願が行われました。

 

テープカットに続いて午前9時、いよいよ「赤こうや」発車。

春雨の中、高野山を目指して走り出しました。運行区間は通常の特急「こうや」と同じ、難波駅~極楽橋駅間です。

 

今後は、蒔絵のように黒地に金を施した「黒こうや」が3月4日、高僧の袈裟の色をイメージした「紫こうや」が3月23日、それぞれスタートする予定になっています。

「鉄道コム」というサイトの人気投票では、意外にも「黒こうや」が一番人気だそうです。

 

「声明コンサート」も

 発車式以外に、「高野山開創1200年慶讃イベント」の催しとして、午前10時からは「なんばガレリア大階段」で「声明(しょうみょう)コンサート」がありました。

「声明」とは、仏典に節(ふし)をつけて歌い上げる仏教音楽のひとつ。

前から一度聞きたいと思っていました。

 

高野山一色に彩られた「なんばガレリア大階段」。

 

高野山の僧侶による「声明コンサート」。

荘厳で、とても美しい響きでした。よかったですね~

 

このほか3階の改札口前では「散華(さんげ)」や、御朱印帳・マフラータオルの販売がありました。

「散華」は普通、法要で仏を供養するため花や葉をまき散らすものですが、この日は花弁をかたどったカードを乗降客に配っていました。

 

配られていた5種類の「散華」。

 

僧侶が直接お客さんに手渡し。

 

3種類の「散華」を頂きました。

 

裏には教えの言葉が。

 

昭文社発行の「ことりっぷ」とコラボした御朱印帳(1800円)。高野山のガイドが付いています。

 

これは御朱印帳の見本。各寺院を回って、こんな風に朱印を集めるのが、最近女性にもブームとか。

 

----------------------------------------------------------------------------------------------


撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF24–105mm F4L IS USM

      EF16-35mm F4L IS USM 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿