◇新鋭機、気になったこと
EOS 5D MarkⅢ、いよいよ発売になりました。
欲しいですね、高いですね~。
これ、1時間ぐらい見たり触ったりしてきたんですよ(3/17特別体験会)。
連写性能、高感度性能の進化。5D MarkⅡはやはり少し見劣りするし、MarkⅡの値下がりを待って買おうという気持ちは、あまりなくなってきました。
このMarkⅢ、かなり凄いです。
ただ、触ってきた体験で気になったのが、ユーザーインターフェイス。
撮ったあと、ピントが気になって画像を拡大して確認しますよね。
それに4アクションも要するというのが気に入りません。
画面表示>拡大ボタン>拡大倍率選択>拡大場所移動
何で2アクションですまないのか、Kissシリーズではできていることなのに。
これだけでも疲れるのです。
ほかにもボタンが増えました。
モードダイヤルが勝手に回転するというユーザーの声を入れて、ロックボタンが付いています。ロックボタンを押さないと絞り優先、シャッター速度優先などが切り替えられません。それはいいのですが、確実にアクションが一つ増えました。
そして露出、シャッター速度、ISO感度、画像拡大率などパラメーターを操作するリングやボタンが分かれていてバラバラ。メーカーの人も「あれおかしいな、おっと、この変更はこちらで…」と。複雑すぎはしませんかね。
重くなりました。
視野率100%を望むユーザーに応えたら、ペンタプリズムが大きくなり重くなったということでしょう。
ユーザーの意見を忠実に反映したらこうなったというカメラです。
発想の飛躍とか転換とかが欲しかったのに、愚直にユーザーの期待に応えてしまった感じがします。
これでいいのでしょうか…ユーザーインターフェイスを整理した「5D MarkⅢ 改」を出してほしい気がします。
発売されたばかりの時期に、こんなことを言う人はあまりいないでしょうが…
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