◇3つの明るい天体
月と金星と木星がほぼ一直線に並ぶ様子が、3月26日の夜に見られました。
月を挟んで、上に金星、下に木星という配置。
26日午後7時ごろ、帰宅途中にたまたま見たのですが「月を挟んで明るい星が二つ。あの星は何だろう」と思っていました。
翌日、新聞を見て判明。月を挟んで金星、木星がほぼ等間隔に並ぶ珍しい配置だったのです。(Astro Arts参照)
そこで一日遅れながら撮影してみました。いやあ、一日の違いは大きいですね、月の位置が左上に大きくズレ、一直線にはなっていません。
一応、月・金星・木星接近の図ではあります(上から月、金星、木星の順)。月の右上にかすかに薄い星の集まりが見えます。すばるのようです。
天文情報に詳しければ、1日前に珍しい写真が撮れたのですが…すみません(-_-;)。
無粋な電柱まで写ってしまって…
◇F1.8レンズを試す
撮影的にはそれほど難しいものではありません。
三脚は必須。F1.8の明るい" シンデレラレンズ"を買ったばかりなので、使ってみました。
夜空の露出は、ISO感度を上げるか、シャッタースピードを遅くするかのどちらかです。
ISO感度を上げ過ぎるとノイズが目立ちます。逆にシャッタースピードを遅くしすぎると星が動いてしまいます。
下記の露出設定に落ち着きましたが、これがベストかどうかは分かりません。多少違う設定でも良いと思います。
ホワイトバランスも色々試した末に結局、オートに。少し青みが欲しかったので、Digital Photo Professionalで色温度を調整しています。
街中の悲しさで、背景の星の数を増やそうと長秒露出をすると、街灯の光などが空気に散乱して写真全体が明るくなってしまいます。月、金星、木星の背後に広がるたくさんの星---という写真を撮るには、人工光の少ないところへ行かないとムリですね。自動追尾装置も必要になってくるでしょうし、なかなか大変。
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撮影カメラ
Canon EOS Kiss X4 EF50mm F1.8 II
撮影データ
マニュアル露出 (絞りF11 シャッター速度8秒)
ピント マニュアル(無限大)
ISO感度 400
画質 RAW
ピクチャースタイル 風景
ホワイトバランス オート(Digital Photo Professionalで色温度調整)
三脚使用
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