標高約1000mにある高野山。
南海高野線極楽橋駅から高野山ケーブルで上がりました。
南海高野線極楽橋駅。
乗客の半分ぐらいは外国人観光客でした。
上る途中、すれ違った別のケーブルカー。
画像がゆがんでいるのではなく、本当にこういう形の車体なんです。なにしろものすごい傾斜ですから。
窓から見える雪景色。
山上の高野山駅に着きました。
ここからバスで高野山真言宗総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)へ。
曲がりくねった山道を行くバス。
金剛峯寺前。
左の石垣の上にある鐘楼は「六時の鐘」。
着いた時は無彩色に近い、文字通りの雪景色でしたが、このあと明るい日が差し、にわかに“色のある”風景に。
金剛峯寺正門へ続く参道。
手水の柄杓(ひしゃく)にも雪がかかり、氷が張っていました。
正門をくぐると素晴らしい景色が…
右側に主殿、左に経蔵(きょうぞう)。
雪に覆われた金剛峯寺主殿。
ときおり参拝客が訪れるほかは、雪かき作業の人が数人。その作業も休憩に入ってしまうと、あたりはおごそかな静寂に包まれます。しばし、清々しい空気の中で最高の雪景色を楽しみました。
蛇足ながら、屋根に立てかけたハシゴはいつもあるもの。屋根の上には天水桶(てんすいおけ)が置かれています。火に弱い檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を守るため、普段から雨水をためておくのだそうです。
金剛峯寺を出たあと、蛇腹道(じゃばらみち)を通り壇上伽藍(だんじょうがらん)へ向かいました。
蛇腹道は秋の紅葉が美しい所で、たびたび来ています。名前の由来は、高野山全体に細長くのびる寺院の並びを龍に見立てた時、ちょうどこの道が龍の腹に当たるところから来たとのこと。
鮮やかな朱色の根本大塔(こんぽんだいとう)が見えてきました。
根本大塔。真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたもの。
本尊の胎蔵大日如来を中心に仏様が並び、堂内そのものが立体の曼荼羅(まんだら)。大変に華やかなものですが、残念ながら内部の撮影は禁止です。
大塔の鐘・高野四郎(こうやしろう)。
名前の由来は、日本で四番目に大きな鐘であったことから。
根本大塔のそばに建つ御影堂(みえどう)。
「弘法大師御影像」を奉安。
六角経蔵(ろっかくきょうぞう)。
鳥羽法皇の皇后・美福門院が、法皇の菩提を弔う一切経を納めるために建立された経蔵。
深い木立の中を行くと、さらにいくつもの建物が現れます。
寺院の中に鳥居が…
左は弘法大師が高野山の鎮守として建立した御社(みやしろ)。右は御社の拝殿・山王院(さんのういん)。
壇上伽藍を巡る参拝者の団体に出会いました。
案内役の人が、御社について「お大師様が、高野山で最初に建てられたところです」と説明していました。
高野山開創1200年を記念して2015年4月、170年ぶりに再建された中門(ちゅうもん)。
雪の壇上伽藍。
人の通るところだけ雪かきされていました。
横へそれるとズボッと足が埋まります。トレッキングシューズをはいていたので大丈夫でしたが。
凍った蓮池(はすいけ)。
このあとタクシーで奥之院(おくのいん)へ。
夕暮れ近い奥之院。
弘法大師入定(にゅうじょう)の聖地・奥之院。そのなかでも、この御廟橋(ごびょうばし)より奥は霊域。
撮影禁止ですので、ここまでで終了です。
暗くなる前に高野山駅へ戻りました。
寒かったですね~
でも風がなく、時々日も差したので幸いでした。
今後しばらく、高野山も雪の日はなさそうです。
このまま春に向かうのでしょうか…
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撮影カメラ・レンズ
キヤノンEOS 6D
EF16-35mm F4L IS USM
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