大阪・住吉大社の「御田植神事」が6月14日に行われました。
起源は約1800年前にまで遡るという伝統あるお祭り。住吉大社の中にある水田「御田(おんだ)」に田植えをする間、中央の舞台や田の周りで「稔りの秋を予祝する」行事が繰り広げられます。
由緒などは、2012年に初めて御田植神事を見たとき(2012.6.15の記事)、すでに書いているので繰り返しませんが、全国的にも珍しいものだと思います。
「御田」を囲んで観覧席があり、北と東側は招待席。西側の席は入場料を払えば一般の人が入れます。2012年はこの西側の席で撮影しました。
南側の土手は無料なので、大勢の人が立ち見しています。今回は南側から撮ってみました。
最前列はレジャーシートを敷いたりして場所取りしたカメラマンがずらり。三脚を立て、ニコンD800を構えたオジサン、女性の俳句グループ、外国人観光客など色々。遅くに着いたので人垣の後ろから撮る羽目になり、暑さもあって大変でした(いいカットが撮れなかった言い訳… )。
最初に神牛が登場。代かきが始まります。
次に神事の参加者全員が田の周りを一周。観客が真近に華やかな装束などを見られます。
舞台で舞を披露する「八乙女(やおとめ)」。ハナショウブの飾りがきれいです。
早苗を持った「植女(うえめ)」。もともとは苗を植える役でしたが、いつのころからか「替植女」(田植衣装の農家の婦人)に苗を渡すようになったそうです。
田を祓い清め、神水を田に注ぎます。
「植女」(右側)から「替植女」(左側)に早苗が渡されます。
「替植女」はこのあと田に入って苗の植え付けを開始。
「八乙女」による「田舞(たまい)」。
花傘を中心に円をなして舞う「八乙女」。
舞台の周りで進む田植え。男性の奉耕者も「替植女」と一緒に植え付けをします。
残念ながら南側からは「替植女」が遠く、この場所が撮影に適していないのが分かりました。
写真右側、つまり北東の場所が撮影には最良ですが、一般の人は入れず、関係者やマスコミ用になっています。
がんばって300mmの望遠で引っ張り、さらにトリミング。
ようやく手前に「替植女」さんが来てくれました。
南側はあきらめ、北西隅へ。
まあまあ何とか撮れた… というところ。
この間、舞台や田の周りでは様々な行事が繰り広げられていました。
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撮影カメラ・レンズ
キヤノンEOS 6D
EF70-300mm F4-5.6L IS USM
EF24–105mm F4L IS USM
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