つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

ソニー、5400万画素センサー開発!?

2013年12月03日 | カメラ

ソニーが、5400万画素という高画素のフルサイズ用センサーを開発していると、 デジカメinfo / Sony Alpha Rumors に出ていてびっくりしました。

いまのところ生産コストが高すぎるというのがネックのようですが、2015-2016年には登場する可能性があるとのこと。

 

現在35mmフルサイズで最大の画素数は、ソニーα7R の約3640万画素(ニコンD800/D800E もほぼ同じ)。

 

ソニーα7R は3640万画素。将来これが5400万画素になる日も来る?

 

「写真を畳3枚くらいに伸ばしてもキレイです。」(週刊朝日2013年11月8日号で赤城耕一氏)というソニーα7Rをはるかに超える画素数の写真とは、一体どんなものになるのか。

 

それにしてもデータ量が大きいでしょうから、今の最新鋭パソコンでも処理するのに荷が重くなるのでは。(ニコンD800の画像でも、私のパソコンで現像作業すると相当重いのに…)

また、これにフィットする超高解像度のレンズということになると、将来の高画素化を見据えて開発されたツァイスの Otus ぐらいでは… (ツァイスがソニー用モデルを出してくれればの話ですが)

何やら凄すぎる話。ついていけない感じですね~

 

これと関連があるかどうか分かりませんが、ソニーがルネサス鶴岡工場(山形県鶴岡市)に出資して、CMOSイメージセンサーを生産するプランがあると、東洋経済ONLINE に出ていました。

『ソニーがルネサス鶴岡への出資を目論むワケ---3年後の閉鎖が決定している工場に一筋の光』という記事によると、

『「2年先には、今の生産量では足りなくなってしまう」。ソニー幹部はこう焦りを募らせている。ソニーは撮像素子のCMOSイメージセンサーで、世界シェア3割超を握るトップメーカー。スマートフォン市場の拡大とともに需要は右肩上がりで、2010年12月時点と比べると、現在の生産能力は2.4倍の月産6万枚まで引き上げてきた。この間、熊本工場と長崎工場に2200億円の設備投資を行っている。』

『ただし足元はデジタルカメラ不況のあおりを受けて、2013年度のCMOSイメージセンサー事業は減収減益の見通しだ。それでも数年後には車載用カメラや監視カメラなど、CMOSイメージセンサーが搭載されるアプリケーションの裾野拡大が期待されている。ソニー社内には10年先の開発計画を議論しながら描いたロードマップがあり、それに沿って事業を考えると2年後の増産を考える必要がある。ソニーはシステムLSIを生産する鶴岡工場を、CMOSイメージセンサーの生産ラインに衣替えする案を想定している。』

 

デジタルカメラ向け、とくに5400万画素もの高画素センサーについては、どの工場で作るのか分かりません。ルネサス鶴岡工場は、いきさつから見てそういう種類のCMOSを作る感じではありませんが、ともかくソニーがCMOSイメージセンサーのトップメーカーとしての地位を維持するために、生産設備のさらなる増強を計画しているのは事実のようです。

 


グランフロント大阪のイルミネーション Part 1

2013年12月02日 | イベント

今年4月26日、JR大阪駅北側にオープンしたグランフロント大阪。開業後初のイルミネーション(11月29日~2014年2月15日)を見てきました。

「うめきた広場」に置かれたツリーや雪だるまのオブジェが、青紫、白、赤と変化するライトに美しく照らし出され、周囲の樹木は シャンパンゴールド色のLEDで飾られていました。

  

カメラなど

持って行ったカメラ、レンズなどは次のようなもの。

・キヤノンEOS 6D  
・キヤノンEF70-300mm F4-5.6L IS USM 
・キヤノンEF50mm F1.8 II
・ソニーRX100
・三脚(結局使わず)

 

◇難しいホワイトバランス

キヤノンEOS 6D 、ソニーRX100いずれもオートホワイトバランスで撮影。次の2枚は撮ったそのままのRAWファイルを、手を加えずに現像、JPEG出力したものです。

撮影中、液晶画面でも気づいたのですが、かなり発色の違いがありました。

 

キヤノンEOS 6D で撮影した画像(レンズはEF70-300mm F4-5.6L IS USM )。

 

こちらはソニーRX100で撮影した画像。

 

実際のイルミネーションは、この2つの画像の中間ぐらい。どちらかというとソニーRX100に近い青色がかった青紫色でした。

ソニーRX100は、さきのなんばパークスのイルミネーション( Part 1 、Part2 )でもそうでしたが、青色の発色が鮮やかですね(鮮やかすぎるかも…)。

これに対してキヤノン6D は赤味がやや強調されています。

青紫は本当に微妙な色です。カメラのセンサーの違い、オートホワイトバランスの設定の傾向が極端に出てしまうのかも知れません。しかし、ここまで違うとは思いませんでした。

というわけで、実際に近い色で撮影するのは難しかったです。同じカメラでも、AFポイントの違いでホワイトバランスは変化しますし…

 

重いズームを抱えて…

 70-300mm という望遠ズームを持っていったのは、キラキラ光るクリスマスムードの「玉ボケ」を撮りたかったため。

たとえばこんな感じ。(キヤノンEOS 6D  EF70-300mm F4-5.6L IS USM )

でも重くて疲れました。

 

シンデレラレンズの味

標準レンズもいるかなと思って持って行ったのが、EF50mm F1.8 II。

安価なレンズですが、開放値が明るく、軽くて持ち運びが苦にならないのが良いですね。写りも良いので俗に「シンデレラレンズ」と呼ばれています。

 

「うめきた広場」。急に降りだした雨が止んだあと。

F2.8 ぐらいに絞ると、けっこうシャープな描写になるレンズです。

 

ドイツ風の屋台がならぶ「クリスマスマーケット」。

こちらは絞り開放。背景のボケ方は輪郭が目立つ「二線ボケ」ですが、こういうにぎわいの場の雰囲気ではさほど気になりません。

 

屋台のビール。

このレンズの「味」のようなものが出ているような… 

円形絞りではないので、絞ると玉ボケが五角形になるなどクセのあるレンズですが、何とかこのレンズなりの良さを出せないか、と日ごろから思っています。