心膜横洞は心臓血管外科医にはなじみが深く、心臓の後ろを通って反対側につながる横道のようなスペースです。実際には右内胸動脈を採取して、心膜横洞を通って回旋枝領域に冠動脈バイパスを作る際や、MICS手術において、大動脈遮断鉗子の下のJaw・顎を挿入して、肺動脈と一緒に遮断する際などに出てくる言葉です。肺動脈のテーピングをする際にもこれは有用です。心臓血管外科医として20年以上臨床に従事してきましたが、最近初めて知った言葉として心膜洞という用語があります。心膜横洞は心膜洞の一部で、他に心膜上洞、心膜斜洞があります。
