名古屋の白ウサギ・1964年生

自称・宗教家・・宗教家とは職業ではなく「私の生き方」です。
職業・会社員、投資家  趣味・偽善事業

時間の正体

2013-12-05 | 思う事


仏教の教義を究極の部分で解釈するなら、

人間は、不生不滅
 
生まれた事もなく、死することもない。

ひとりの人間が誕生したあと、必ず歳をとり、やがて死んでゆく。

よく考えてみれば、これは 人間の生命を 
時間的尺度 を基準として考え、
感じた 命 に対する認識だ。

ならば・・・不生不滅とは荒唐無稽なお話になってしまう。

しかし・・・・

現代物理学は量子物理学の分野でめまぐるしい進化を果している。

つまるところ、量子物理学の視点で 
「 時間 」 の正体を究明してゆくと、

「 時間の正体 」 とは、我々が認知している感覚とは程遠いものになってしまう

いつか必ず、量子力学は釈迦の説いた
 空 の思想を理論的に完璧な数式で立証する時が来るだろう。

とは言え・・・

現象世界に生きる者として、

「 時間は無い 」などといった認識を基準に生活し行動する事はできない。

もし、それがしたければ、山に籠って仙人になるしかない、
文明社会で、そんなブッ飛んだ考えをもって生活する事はできない。

あくまでも、社会基準の 時間 という枠組みのなかで生きてゆくために
この世に生まれ出たのだとおもう。

思考とか、 感情とか、信念とか、内面的な 心のあり方は、
確かに重要であると思う。

それを踏まえたうえで、、もうひとつ大切なモノがある

それは、 時間の使い方

一人の人間の性質を判断する尺度ととして、最も正確で、的確な基準とはなにか?

わたしは思う

その人が  「 何に時間を使っているか 」
これこそがその人の性質や本質を知る上で一番重要な事だと感じる。

金持ちになりたい人は、お金になる事に時間を使う。
地位と名誉が欲しい人は、それを得るために時間を使う。
家族の幸福を願う人は、そのために必要な事に時間を使う。

時間の使い方は人それぞれの価値観で千差万別であるとおもう。
ただ、ここで一番重要なことは、

無駄なことに時間を使わない

ならば、無駄ではない時間とは?

一見、無駄に見えたとしても、理性で考えて、それが自分に必要と思える時間。
積極的な目的意識のある時間。
あとで、虚しくならない時間。
自分の魂が喜ぶ時間。
自分以外の誰かに幸福をもたらすことが出来る時間。

くだらないテレビを長時間、夢中になって見たところで、何の意味も無い。
賭博に夢中になっても何の意味も無い。

もっとも、それが、その人にとって、人生の意義を感じる事が
出来る重要な事なら話は別ですが・・・・

自分の時間の使い方を客観的に分析してみることが、

「 今の自分 」を知る事になる。

「 今の自分 」 が未来を築く。

「 今の自分 」 こそが、未来の運命を決定付ける。

「 今の自分 」 とは、それイコール未来の自分。

「 今の自分 」 とは 運命 そのもの。



この世に生まれ来たからには
無駄な時間を使わない

これこそが最重要課題ではなかろうか


 

コメント
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