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今週も熱田神宮参拝に訪れました。
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熱田神宮は名古屋の街の中に位置しています。
境内の敷地は総面積、約29万平方メートル(約9万坪)にのぼります。
神苑の樹木はクス・欅・樫・シイ・ムク・いちょう・楠
楠木は巨木が多く、
樹令千年前後と推定されるもの数本存在ています。
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今日の目的は、天照大神荒魂 をお祭りする
一之御前神社 (いちのみさきじんじゃ、)に参拝する事です。
熱田神宮の境内は、本殿より前方に細長く、
原始林に覆われた広大な杜が存在してます。
この神域はほとんど開放されていて自由に散策することが出来ますが、
本殿の裏側の神域は、熱田神宮で最も神聖な場所され、今まで非公開となっていました。
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そういった重要な場所が、いま、なぜか一般公開されています。
私は、高校生の頃から、なぜか本殿の裏側に強い好奇心と、憧れを持っていました。
でも・・・・永遠に立ち入ることは出来ないだろう・・・とあきらめていました。
私が30年以上持ち続けてきた夢が、叶うときがやって来ました。
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本殿の向かって左側に案内看板が設置されていました。
この看板は以前は存在しませんでした。
最近立てられたものです。
これより先、写真撮影禁止 と記されています。
開放時間も、決められているようです。
胸が高鳴ります。
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これより奥は撮影禁止と記されているので、
入り口の看板の場所から、望遠撮影した奥の様子です。
有刺鉄線張られた頑丈な塀と門が見えます。
その遠方に見えるのが 一之御前神社 です。
この門は最近まで開放される事はありませんでした。
ここから奥が、いかに重要で、神聖な場所であるかが伺えます。
ここから先は、神聖な場所なので残念ながら、写真撮影は出来ません
神社の手前には、公衆電話BOX位の、詰め所のような小屋があり、
そこには、警備職員が座っていて、聖域を警護していました。
私は普段、天照大神様に個人的なお願い事をする事はありません。
天照大神様は、天皇陛下の御先祖であり、
国家安泰、世界の平和を司る神様です。
個人的なことや俗な事をお願いするのは筋違いで、
俗っぽい願望を訴えたところで、周波数が違うので神様としては
受信出来るはずがないと思います。
私の場合は 天照大神様の前では、
「祓い給え、清め給え」と述べたあと、
「 感謝の念 」 を言葉でない言葉で心に念じるのみです。
しかしながら、今日は特別です。
この神社は天照大神の荒御霊(あらみたま)をお祭りしています。
今年になってから、私は新しい事に取り組んでいます。
そのことで、天照大神様の荒御霊にお願い申し上げたいとがあったのですが、
今回、その希望が実現しました。
神の霊魂は2つの側面を持っています。
これを
荒魂(あらたま、あらみたま) 和魂(にきたま) と呼びます。
これは、神道(古来から伝わる、日本固有の宗教)の概念です。
荒魂とは、神の荒々しい側面、を意味します。
これ即ち、躍動的な性質です。
和魂は、神の優しく穏やかな、静かな、平和的な側面を意味します。
一之御前神社参拝を無事に終え、
本殿の真裏を横切る道を東に進みました。
本殿のちょうど真裏の位置に
直径20m、高さ2~3m位の丘が存在していました。
この山の存在は、事前にネットで調べて知っいました。
「 本殿の裏に、古墳が存在する 」
「 これこそ、秘密の地下神殿だ!!! 」
「 ここに草薙の剣は隠されている 」
なんか・・・・怪しげな情報・・・・
でも、これがもし、古墳なら興味深い・・・
少しの期待を抱いていたのですが・・・
熱田神宮の社殿の真裏の鳥居の付近は、
強烈な光を感じるけれど、この丘を眺めても、丘自体には
強いエネルギーを感じない。
古墳の雰囲気のも感じられない・・・・
特に強い力のようなものも出ていない・・・・
丘の、西側の端の部分に天井石を失った、石室の様な石組みが見える。
古墳の丘の一番端に、わずか畳3/1枚ぐらいのスペースの石室など見た事がない。
古墳の石室にしては小さすぎる。
それに、石の積み上げ方が、古いものに見えない。
丘の斜面が歪な傾斜になっている。
本殿のちょうど真裏の場所まで歩いてみると、
謎の地下室入り口が目に入ってきた。
丘の真南の部分には、地下室のような入り口があり、大きな鉄の扉で塞がれている。
神殿の扉が鉄製であるというのも滑稽に思える。
扉の前には、幅1メートルくらいの参道があり、
結界がされている。
しかしながら、その参道の路面は神殿の参道にしては質素である。
これが地下神殿の入り口???
いったいこの丘はなんだろう????
興味が深まるばかりだ、
警備小屋で、詰めている年配の警備官様に尋ねてみた。
「 いったいこの丘は何ですか? 古墳ですか? 」
警備官はあっさり答えた
「 戦時中、空襲から宝物を守るため作られた貯蔵庫です 」
思わずズッコケそうになった
「 と言う事は・・・・、防空壕のようなものですか? 」
警備官様は微笑んでお答えになりました。
「 まあ、そのような意味のものです 」
世の中、怪しげな情報が飛び交っていますが・・・・
鵜呑みにしない事が大切だと痛感した次第でございます。