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1950年、
敗戦後の財閥解体により
「日本製鐡」
の社名は消えた。
その後、再編を繰り返した。
「新日本製鐡」
↓
2012年に
「新日鐡住金」
そして・・
2019年4月・・
「日本製鉄株式会社」
に社名を変更した。
敗戦後、解体された
「日本製鐡」は
69年の歳月を経て、
元の名前に戻ったことになる。
「日本製鉄」
「製鐵」と言う字が、
「製鉄」に変わっていただけで
社名は復活した・・
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この出来事は、
大きな意義があると思う。
かつて日本は
大東亜戦争に敗れ、
敗戦国となった。
そして復興の道を歩んだ。
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「日本製鐵」復活は・・
日本経済の
戦後処理の完了を意味する
象徴的な出来事であると思えます。
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2022年6月・・
日本製鉄は、
トヨタ自動車に宣戦布告しました。
特許権を侵害したとして、
ヨタ自動車を提訴。
トヨタは日本製鉄にとって
大口の顧客です。
鉄屋さんが、
有力な顧客であるトヨタを訴える・・・
それも、事前に協議することなく
いきなり、
問答無用で、先制攻撃
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トヨタ自動車にとっては
想定外の出来事であったと思います。
賠償額は200億円位であると言われています。
日本製鉄が、有力な顧客である
トヨタを訴えたことは
歴史に残る大事件であると思います。
「花形産業交代」
の幕開けを意味すると思います。
日本の産業の
力関係が大きく変動する時期が
来たとも言えます。
日本製鉄の動向は、
まさに、
これからの日本経済を予見させる、
重要な事象であると思います。
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高度経済成長・・
バブル崩壊も経験・・
77年の歳月を要したが・・
「敗戦処理」が終わった・・・
日本の戦後処理は終了。
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新しいステージが始まる。
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因みに・・・
私は2022年
(日本製鉄がトヨタに喧嘩を売ったとき)
それまで持っていた
トヨタの株を売り払いました。
そして、そのお金で
日本製鉄の株を買いました。
勝たねばならぬ・・・・・