函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

被災地の要介護が急増

2014年03月09日 05時36分28秒 | 暮らし
東日本大震災で被災の岩手、宮城、福島県。
そこの42市町村における要介護・要支援の必要な高齢者。
それが、震災前と比べて約12,000人も増えていたことが判明。

特に、原発周辺自治体での増加が目立つという・・・。
この42市町村の要介護者の総数は、2013年1月で10万9,340人。
震災前の11年1月の97,635人から、2年間で11,705人増。

地域別では、岩手県12市町村の増加率が4%(592人)。
宮城県15市町で12%(6,760人)・・・。
ところが、福島県は15市町村で17%(4,353人)増。

早い話が、原発事故で避難を余儀なくされた自治体。
そこでは、軒並みに急増となっており・・・。
とりわけ大熊町、葛尾村、浪江町の3自治体では、震災前の1.5倍超。

中でも約1,500人の住民が、村外での避難生活を続ける葛尾村。
ここでの要介護者は、震災前の1.56倍となる・・・。
そして65歳以上の要介護者の割合は、2年間で10ポイント上昇。
なんと28%に達したそうな・・・。

村の担当者の言葉が、重く伝わって来る・・・。
避難生活の長期化による影響としか考えられない。
想定もしていなかった数字であり・・・。
時計の針が一気に進んでしまった・・・。

東日本大震災によるダメージ・・・。
今になって、ボデーブローのようにジワジワと効き始めて来た・・・。

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