山口県阿武町で起きた誤送金事件が、毎日盛り上がっていた。
容疑者は、自分の口座に振り込まれた4,630万円。
ほぼ全てを、オンラインカジノに使ったと言っていた。
ところが、ここに来て劇的な結末を迎えた。
回収が不可能と思われていた絶望的な4,630万円。
阿武町は、その状況から一転して、誤送金した金額の9割に及ぶ約4,300万円の回収に成功!
町を救ったのは、地元・山口県の中山修身弁護士(67歳)。
同業者の間でも、思いがけない奇策に注目が集中しているようだ。
ポイントは、回収先として決済代行業者に目をつけたこと。
国税徴収法に基づき、わずかしかないであろう滞納税金に基づき・・・。
男性が決済代行業者に有していたとされる債権。
それを全額差し押さえるという奇策。
奇跡の債権回収を成し遂げた阿武町の顧問弁護士。
彼に対しては、ドラマのようだ!これぞプロ!
そんな賞賛の嵐が吹き荒れているそうな。
誤振込み問題が発生してからは、中山弁護士への批判の声も大きかった。
なぜ、容疑者に使い込まれる前に、彼の口座の仮差押えに動かなかったのか?等々。
だが、債権回収業務は結果がすべて。
使い込まれたと気づいてからの迅速な動きは、見事だと皆が褒め称えられているらしい。
まさに、9回裏に一発大逆転のホームラン!
カジノ口座への資金移動は、デビット決済と決済代行業者への振込み。
美しい国では、海外にサーバーがあっても、オンラインカジノでのギャンブルは違法。
そのため、カジノサイトへ多額の資金を直接移動させるのは難しい。
だから決済代行業者を利用するのが、一般的だとか。
でもねぇ、こんな決済代行業者の存在も困ったものだねぇ。