また、こんな声もある・・・。
ヨーロッパでフランスの核の傘の話が出てくる。
それは、核廃絶に向けてはマイナス。
一方で会議場の空気・熱気は、核兵器への依存は大変危険。
だからやめなければいけないと繰り返し強い声明。
それが出ているのは、核兵器廃絶にプラス。
この条約の中では、締約国は核兵器に依存した安全保障政策。
それが、いかに現実的に危険なのかを繰り返し語っている。
だが、こんなことがまだヨーロッパ諸国に届いていない。
これから届けていくことが大事だと思う。
こうした意見が日本から出てくることは想定される。
被曝国としては、むしろ健全な態度だろう。
ただし今の欧州は、核保有国であるロシアと戦争状態。
そんな状況にあることを忘れてはならない。
日本も日米同盟のもとで実質的な核の傘にあることも事実。
問題は、核保有国が一斉かつ同時に核廃絶を行う理路。
それをいかに作り上げるかだろう・・・。
これは国家より上位の権威のない国際社会では・・・。
とてつもない困難を意味する。
それゆえに、その理想の道を示し続ける被爆者の声。
これは欠かせないものとなる・・・。
いやぁ、何と力強い言葉であることか。
行間を繰り返して読み漁り、しばし唸ってしまった。