函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

お坊さんの暮らし

2019年09月02日 03時51分03秒 | オヤジのつぶやき
お坊さんの平素の暮らしも大変なようだ。
「坊主丸儲け」という言葉もあるが、羽振りが良かったのは一昔前らしい。
「住職という生き方」を上梓し、住職歴17年となる方は語る。

まずは、「住職の金銭事情」だが、安定とは無縁の住職という仕事だそうな。
うちは檀家さん(寺を支援する家のこと)が250軒ほどあるが・・・。
これが多いかと言われると少し微妙なところ。

坊さん界隈では、首都圏で300軒あれば、副業を持たずに専業で食べていけるとか。
しかし、地方の200軒くらいだとちょっと働きにでないと厳しい数字。
家族を養おうと考えるなら尚更である、という。

葬儀や法事の頻度は、葬儀は年間で(250軒に)×0.03くらい。
法事の件数だと250軒の3割くらい。
年間に70軒くらいが法事を入れて来る。

一方、葬式は結構変動する。
葬式の「そ」の字も聞かないような年もあるそうな。
遠方の家から寺に向かって順番に人が亡くなるような年もある。

住職というのは、業務量がまったく安定しない職業だそうで・・・。
キャパオーバーになってしまうことも少なくない。
住職が倒れてしまえば元も子もなくなる・・・。

檀家総代や結集寺院と協力し合いないがら業務を進めて行く。
総代会議は、自分のお寺の年間予算や定例の行事をどうするかという会議。
それを開催する必要もある。

なんとも悩ましい経済事情が見え隠れである。

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