防衛費(中期防)43兆円というのが、イマイチ意味が分からないなぁ。
どのような装備品の調達や更新が必要なのか。
肝心の議論もないまま、対GDP比2%の数字が独り歩。
防衛のためにどのような戦略、戦術をとるのかも曖昧。
目標の数字を達成することと防衛力の増強。
これは、直ちにイコールではないという指摘には、全く同感である。
そこに来て防衛省は、世論工作の研究に着手のようだ。
国内世論をSNSで誘導する工作の研究だ。
防衛省に有利な発信を「インフルエンサー」にして貰う。
特定の国への敵対心を、国民に自然に植え付けようという狙い。
簡単に言えば、著名人や有名アカウントに「Dappi」になって貰うということ。
AIを活用して、SNSで誘導する作戦。
とうとう悪事を隠そうともしなくなった政治ごっこの景色である。
こんな凄い情報をサラッと流すメディアも凄いねぇ。
影響力のあるインフルエンサーを特定し、防衛省に有利な発信をする。
でもねぇ、手の内を明かしてどうするのかねぇ。
あの人がこんなことを言い出した!さては?・・・となるんじゃないかなぁ。
おまけに、政府は防衛費の財源として、東日本大震災の復興特別所得税の転用を検討。
この税は震災からの復興財源として、所得税額に2.1%を上乗せする形で徴収中。
それを防衛費に転用できるなら、消費税は社会保障財源という自公政権の主張は嘘となる。
美しい国は、何か変な方に歩き出したなぁ・・・。