函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
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マスクvs法律違反

2020年06月27日 06時17分47秒 | 政治
いわゆるアベノマスクを寄付する行為・・・これが、古物営業法違反だって。
マスクの寄付を募っている複数の店が、警察から違法性を指摘されているそうな。
愛知県豊川市にある焼き鳥店では、こうだ。

マスクを必要としている人に寄付するため、常連客から余っているマスクを集める。
届いてもマスクを使わないという意見が多かったので、店で何かできないかと思い考えたアイデア。
集まったマスクはこれまでに約200枚、そのうち約80枚が「アベノマスク」。

同店では、マスクと引き換えに飲食代から1,000円を割引くサービス。
ところが、マスクを持ってきた人の約7割は、割引きを辞退。
集まったマスクは7月以降、小学校や福祉施設に寄付予定だったそうな。

そんなところへ突然、警察からの連絡で、最悪、違法行為と言われちゃった。
金券とマスクの交換、金品の交換がダメだということらしい。
警察が指摘したのが、古物営業法違反。

中古品を買い取って転売する業者等に、古物商の届け出を義務づける法律。
でも、この法の趣旨は、「犯罪被害品」の流通防止にあるが・・・。
店を訪れた警察官は、使っていないマスクを商品や割引券と交換し・・・。
それを寄付する場合は、古物商の許可が必要だと説明したとか。

そして岐阜県でも指摘を受けた店が登場。
岐阜県美濃市の旅行代理では、マスクを店で使える旅行券500円分と引き換え。
集まったマスク150組は、地域の保健センターに寄付方向・・・。
旅行券の元手には、新型コロナの経済対策として給付される休業補償金を充てる予定だった。

しかし、9日に警察署に呼び出し。
指摘されたのは、やはり古物営業法違反の可能性。
警察からの指導を受けて直ちに古物商の申請をし、22日に許可を取ったが約2万円の費用がかった。

美しい国の警察は、よほど暇なんだろうなぁ。
警察は、物事の緩急軽重を理解しないと、こんなお仕事をご披露するんですね。

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