今や軍用ドローン「バイラクタル」は、ウクライナの救世主に大出世。
多大な戦果を受けて、ウクライナ国民の間ではバイラクタルを称賛する歌がSNSで流行中。
また、首都キーウの動物園では、キツネザルの赤ちゃんがバイラクタルと名付けられたとか。
ところでリトアニアの人々が、約7億円の寄付金を集めて・・・。
ウクライナに軍用ドローン1機をプレゼントしようと企画した。
リトアニアのネット放送局が5月25日、1機の購入費用として・・・。
500万ユーロ(約7億円)の資金提供を視聴者に呼びかけた。
ところが、わずか3日半で資金の目標が達成されたそうな。
これを知った製造元のバイカル社は、「名誉ある資金調達」として・・・。
代金の受け取りをせず、無償でリトアニアに1機を寄付するとなった。
おまけに集まった寄付金は、ウクライナの人道援助に使って欲しいだって!
リトアニア国防相は、「トルコよ、ありがとう!」と感謝のメッセージ。
ウクライナ軍が、ロシア軍への反撃で大活躍しているのが・・・。
トルコ製の軍用ドローン「バイラクタルTB2」だ。
製造元は、トルコのバイカル社で全長6.5m、翼の幅は12mの無人航空機。
レーザー誘導爆弾を搭載でき、遠隔操作や自動操縦を使って約27時間にわたり・・・。
半径300km圏内を飛び続けることができるそうな。
これまでにウクライナは36機を発注し、ロシアへの反撃に使用中である。
ところでロシアは、バイラクタルTB2のウクライナへの提供で、トルコに不満を表明して来た。
しかし、トルコ政府高官は、民間企業が販売したものであると一蹴。
国家間の取引ではない、と強調しているそうな。
健全な良識を持つリトアニアとトルコの対応には拍手、拍手ですねぇ。
一方のプーチンおじさんは、病床で苦虫を噛み潰しているに違いない・・・。