ところでトクホは、1件ずつ審査して国が許可する。
一方の機能性表示食品は、届け出だけで国の審査はなし。
許可の際に人間に投与した臨床試験が必要なトクホとは異なる。
含有成分に関する既存の研究を纏めた文献評価でもOK。
ほぼノーチェックで、商品に効果や効能等を記載できるようにした。
この「手軽さ」が、企業には魅力で機能性表示食品は急成長。
市場規模は、18年からの5年間で3倍超。
ナント、6,865億円に膨れ上がったらしい。
こりゃ、「消費者の利益」より「企業の利益」を最優先。
国民の健康よりも経済重視の発想。
それがもたらした人災だろう、と指摘されているなぁ。
遂に開始10年目で恐れていた事態。
それが現実となって華麗に登場だ・・・。
当時は、TPP等の自由貿易協定。
それに加えて、国内の規制緩和を強力に推進。
米国が年次改革要望書や外国貿易障壁報告書で・・・。
栄養補助食品の自由化・販売規制の緩和。
これを一貫して求めてきた影響もあるようだ。
とまれ、企業から政治屋たちへのお小遣いの倍増?
これも見逃すことは、出来ないだろうなぁ。
いま晋三は、寂光土からどんな気持ちで・・・。
美しい国の危機を眺めているのだろうかねぇ?