函館発「団塊オヤジの独り言」

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書籍「脱原発の真実」・・・読後感想(その3)

2012年05月02日 03時07分10秒 | オヤジのつぶやき
書籍「脱原発の真実」を読んでの感想・・・その3である。

SPEEDI(スピーディ)のデーターは、事故直後の3月14日に米軍へ提供。
SPEEDIは、「緊急時迅速放射能影響ネットワークシステム」とかで・・・。
20年以上にわたって、100億円以上のお金を投入したシステムらしい。

この情報提供を受けた米軍は、自国民を80km圏外に避難させて・・・ホッ。
ついでに?米軍は、艦船で「トモダチ作戦」を展開・・・。
とは言うが、風向きが艦船に向いた途端、我先に逃げる米軍。

一方、福島の住民と言えば、そんな情報も知らされないままに・・・。
情報の混乱で右往左往、良かれと思って逃げた先が飯館村。
ところが皮肉にも、実はそこが一番の放射能高汚染地帯だったようだ。

そして、そんな放射能汚染地帯のフクシマで、米を作らせる政治。
その米は、国が買い上げて隔離すると言う・・・。
隔離って、一体何だろう?・・・。

おまけに、そんな危険地域へ帰宅を急がせる政治・・・。
避難するなら勝手にどうぞ、ただし補償はしませんよという無責任政治。
安全ならば、まず政治屋たちが住んだらいいのだが・・・。
そんな様子は、全く見えない・・・。

そこに来て、原子力安全委員会のマダラメ委員長の発言は・・・。
SPEEDIのデータを迅速公開していれば、もっと上手く避難できた。
・・・と言うのは、全くの誤解と言って憚らない。

マダラメがデタラメでは、しゃれにもならない原発論争である・・・。
事故発生時、住民の迅速避難に役立つべきSPEEDIが、このザマ。
住民の安全を守るシステムのはずが、イザとなったら機能しない。
それを仕切る原子力安全委員会も、またしかり・・・。

書籍「脱原発の真実」の著者は、こう問いかける・・・。
今すぐに、全原発を廃炉にしても、電力的には生活水準は落ちない。
原発を止めれば、電気料金が下がる・・・。

これらの言葉が持つ重み・・・。
私たちはそれをいま、もう一度、真剣に考えるべきではないだろうか。

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