自民党の幹事長が小選挙区での落選は、前代未聞の事態らしい。
ほかならぬ神奈川13区に出馬した甘利明クンのことだ。
比例で復活できたものの幹事長を辞任。
発足1カ月の文雄ハヤテ政権にとっては、大打撃だろうねぇ。
自民党ナンバー2の幹事長が、選挙区での敗退。
結果、本人の選挙事務所内は、沈痛な空気に一変したらしい。
彼は、県議、衆議院議員を務めた父から地盤を受け継ぎ・・・。
1983年の初当選時から比例復活を含めて12回の当選を重ねて来たお方。
現金授受疑惑が浮上した翌17年の前回衆議院選でも・・・。
希望の党から立った相手の太氏に約6万票差で圧勝。
これまでの選挙戦では、圧勝を重ねてきた甘利明クン。
今回の選挙区での敗戦・・・胸中は、いかばかりだろうか?
振り返れば、甘利クンは文雄ハヤテ政権誕生の立役者で自民党の重鎮。
しかし、2016年1月の経済再生相辞任に繋がった現金授受疑惑。
それへの批判が常につきまとい、幹事長就任後は・・・。
野党から説明責任を果たしていないと追及されっ放し。
10月31日夜に記者団からの質問では、こんな塩梅。
記者・・・:政治とカネの問題が逆風になったか?
甘利・・・いくら説明してもなかなか届かないっていうのは、ちょっとジレンマを感じている!
こりゃ、ナルシストかねぇ?
自己陶酔でうのぼれ屋に見えちゃうなぁ。
ところで、文雄ハヤテ政権発足で割りを食ったと言われる晋ちゃん。
更にはガースーくんや小泉進次郎氏ら「小石河連合」。
この機に乗じて、巻き返しを図る可能性が大との評。
かくして政治屋による国盗り合戦が、延々と続く景色である。
美しい国の政治ごっこには、ただただ呆れ返っちゃうなぁ・・・。