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観測史上11月で最も気温が高くなった日だった。
鳥海山の雪も、山の半分ほど降りてきていたのに、溶けてしまったようだ。
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これがドローンで撮った酒田みなとIC付近である。
左下の道路の中央に建物が見えるのが料金所で、ここから南側がNEXCO、北側が国交省直轄の無料区間になる。
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この辺りの地盤が最も弱く、工事中も難儀したようだ。
最初にどれだけ橋梁が沈むかを見越して施設を造るのだが、思いの外沈んだらしい。
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穂積の除雪車待機所から1km先の酒田みなとICを見る。
現在は、緑色のポールで待機所スペースを分けているが、冬期間になるとこれを外して、除雪車が出入り自由になる。
一般車は抜けられない。
この緑の分離帯ポールは、山形道にも使われており、事故などが起こった場合は、抜いて相互通行ができるようになる。
日沿道のこの区間は、右側の金属製の分離帯で上り下りが分けられている。
分離帯には様々な仕様があり、コンクリートからワイヤーまで揃っているが、この金属製の分離帯を使う事によって、この区間の最高速度が80km/hになった。
分離帯には様々な仕様があり、コンクリートからワイヤーまで揃っているが、この金属製の分離帯を使う事によって、この区間の最高速度が80km/hになった。
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分離帯の間隔が先の方だと繋がっているが、この待機所付近は道路を跨いで使用出来るようにと、この分離帯を外すことが出来る。
1基の重さは160kgほどで、通常はクレーンかチェーンブロックで外すが、緊急の場合は屈強のオトナ4人で動かす事が出来るそうだ。
1基の重さは160kgほどで、通常はクレーンかチェーンブロックで外すが、緊急の場合は屈強のオトナ4人で動かす事が出来るそうだ。
もう一つ、地盤の悪い区間は、道路の不陸が簡単に補修出来るようにと、アスファルト舗装になっている。
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まだ工事中の為に、全線を走行することが出来ず、一旦一般道路に降りて、遊佐比子ICから逆に日沿道に入ることになった。
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これが比子上空から見た所。
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遊佐比子より先も、工事を行っている。こちらは地盤は良いらしい。
工事期間を稼ぐ為に、道路部分を盛り土で安定させるのではなく、杭や橋梁で遊佐鳥海方面は造る予定だ。
工事期間を稼ぐ為に、道路部分を盛り土で安定させるのではなく、杭や橋梁で遊佐鳥海方面は造る予定だ。
全面的に橋梁ではなく、一部は盛り土なのだが、砂が足りなくて河川からも運んでいるそうだ。
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逆光で見えずらいが、上り車線は高速道路らしく緑色の舗装である。
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粒々の緑色の舗装は、歩いても弾力がある。
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自動車専用道路の看板があるが、最高速度が80と出ている。
4車線の高速道路では、最高速度100km/hなのだが、山形県の高速道路は対面通行の為、70Km/hだった。
それを分離帯の仕様を変えることで、80km/hになった。
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ICの入り口には、車を止める踏切が着いている。
災害や事故で通行止めにする場合に、人力で誘導するのではなく、遠隔操作で踏切を閉じてしまう。
災害や事故で通行止めにする場合に、人力で誘導するのではなく、遠隔操作で踏切を閉じてしまう。
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この出入り口は少し勾配があり、赤い舗装とアスファルトに切り込みを入れて、音が出るようにし注意を促すのだそうだ。
道路から、どうやったら音が出るのか不思議だったが、この切り込みで納得した。
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本線は、まだ先が工事中なので、ここで自動的に降りることになる。
遊佐比子ICは、風力発電の風車が沢山並んでいる辺りとなる。
旧青山邸への交差点は、ここから南に300mほどだろう。
さて、この本線へ入れないようにガードしている物は、プラスチックで出来ている。
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プラスチック製で持ち運びが簡単。中には水袋が入って重さを調整していた。
重しを外せば、一人でも動かせるのだが、監督さんが「冬になったら水を不凍液に替えねばならないね。」と話していた。
重しを外せば、一人でも動かせるのだが、監督さんが「冬になったら水を不凍液に替えねばならないね。」と話していた。
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先端には、ソーラーパネルを付けた誘導灯が付いていて、夜間になるとこれが光る。白いガードには反射板が付いていた。
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さて、路面だが、ここの本線はコンクリート舗装になっている。
滑り止めとして、表面を櫛引きにしている。
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本線からの雨水は、側溝から地面の下を潜り。
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マンホールからパイプで道路外へ、そこから基本的には廻りは砂地なので、自然浸透になる。
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マンホールと言えば、一箇所だけ見つけたが、ここには「情報」と書かれていた。
先ほどの踏切もしかり、道路の下には3本のパイプが入っており、その中に光ケーブルを敷き、電波で遠隔誘導するするのではなく、有線で行うそうだ。
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昨年の見学会で、遊佐の小学生達が黒松の植林をしたトンネルの上には、今回は行かなかった。
あの上部を通して、左側と右側の黒松林を繋ぐ。道路工事で黒松林が分断されたのを、少しでも繋げようとしている。
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丁度上空に飛行機雲が見えた。
まるで夏のような一日だった。
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