老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     草いきれ 

2019-07-22 15:06:12 | 俳句

      

 

梅雨の晴れ間をぬってちょっとお散歩。気晴らし。

こんな綺麗な景色も。少し知り合いの実家の長屋門を移築されて、観光コースになっている場所。

著名な彫刻家が移築をした建物を仕事場にして製作し励んだ家だ。

かって犬が生きていた時はよく散歩に来た場所である。想い出が甦ってきて、ペットレスは完治されていない。鼻がムズムズとし、涙腺がゆるむ。

 

             底の見ゆ小流れ涼し長屋門

 

       

 

             石を割るつんざく音や草いきれ       

 

夏草にうもれて二体の石仏が。むんむんと蒸し暑い。まるで蒸し風呂に入っているようで気の毒に思う。

草いきれ、、という言葉が浮かぶ。今日の状況は、正確ではないけれど。。。

雨に濡れた草が、お日様に当たって蒸発をしている。その息れで、まあ不快指数はうなぎ上りの状態だ。

 

          

 

帰り道に見つけた花。連れ合いに訪ねられるが?

葉は15センチくらい。花びらは槿によく似ている。12~15センチくらいの大さだ。品種改良をされた槿の一種だろう。おおきな花びらが雨粒を受けて頭を垂れている。

そんな散歩。気が晴れた。

 

             茶巾しぼりのやうな散槿かな

 

           

 

             花槿雨に頭を垂れをりぬ    

 

           

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