吟行句会があるという場所にちょっと下見に出かけた。
石を積んだ塀の向うに、石の美術館がある。
「マル」と呼ばれているイサム・ノグチ氏の仕事場だった所だ。
この美術館は写真撮影の禁止になっている。散歩の途中で、こんな写真しか撮れない。外から眺めるだけ。ここの決まりだから、守るのはあたりまえ。仕方ないか?
☆ 地球から石を切り出す春の人 櫂
空を仰ぐと、燕が電線に。
こんな風景も珍しくなった。
あいかわらず夜の散歩では歌を唄いながら歩く。
ツンツンつばめ降りてこい 話しようよ降りて来い
いつになったらなつかしい
日本の海越えて、、、、ここから先は忘れて出てこない。
ここまでの歌詞の記憶も定かではない。
戦争が終わって、戦地に行った「お父さん」の帰りを待つ 歌詞だったような気がするが、、、、。その唄を最近、口ずさんだ。
去年は杖つかぬ墓参でありたのに
昼寝から覚めたイサムの気配あり
美術館に築山があり、以前に来た時は杖をつかずとも歩けたが、昨今は散歩の杖が離せない。墓参の句にはやがわりした句。
池に鷺空に燕や日照雨くる