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本棚の隅で見つけた歳時記。
平成二年に発行された歳時記だ。
ページを繰った跡が無い。真っ新? 歳時記に親しんだ記憶が無いのだ。
🌈 雲のみか秋天遠きものばかり 斎藤空華
澄みとおった秋の空。雲も山も、鳥も思いも、すべて遥かかなたにある。
山本健吉の編集をした本格的な魅力のある句が載っている歳時記の中から
パラパラとめくっていて、明確な評の上記の句にであった。
二~三日元気で遠出を楽しんだ。すると昨日今日と疲れたのか、何もやらず、、というより気力体力がなくて、ぐうたら生活を。
秋の空を見ていて、秋風に触れて、鬱症状に甘んじていてはいけない。
遥か先に希望と見出して、前向きに物事を捉えなくてはなぬと、自分をいましめた。
そんな句との出会いだった。
老いはそれなりに肯い、素直になろうなどと思った次第。
他の人の力のあるの句。応援句と受け取った。
🍉 まくわうり供へて母の忌なりにけり