今日の散歩は屋島の裏測。
ドライブコースは片側は原生林をなしている。
大きな樹は20メートル以上もある。
そして海が見える。
森林浴を兼ねた最高の散歩道。
先日に続いて足慣らしの試歩に。
今日はぶらぶらと20分ほど歩いた。
杖をついていても、足がふらつく。
肩から吊るした頭陀袋のような大きなパッチの袋から、携帯電話を出し入れ。
この袋が重く感じる体力。
携帯を取り出し写真を撮る。
難は花が少ないこと。
今日、倒されていた松の木の直径は一メートルほど。
切り口の三分の一くらいが枯れてえぐられている。
屋島に登る径も整備されてはいる。
他の場所は欝蒼としている。
樹々を透かして見える古びたお墓も。
源平合戦で矢折れ命の尽きた兵士の墓だろう想像をする。
菊王丸や佐藤継信や平家一門の墓などは目だった場所にあるが、この樹海にある土に還るような、名も無き小さな兵のお墓には哀れを感ずる。
🍂 麦の秋無縁の墓に名をとどめ 橋本多佳子
道路の側溝にはところどころ猪が掘り返している。
屋島には常に猪が200頭以上もいるらしい。
仕掛けた猪檻を見かけることも。
海では浚渫船が何隻か。
うんうんと、唸る音が聞こえる。
時に車と出あう。散歩の人とすれ違う。
トランペットの練習をしている人もいた。
🍂 病葉の上に病葉の降りにけり
🍂 空蝉やたもとほる深い森の径