老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

老人の日記

2022-03-13 22:36:56 | 日々是好日
    

全く、、、
こんな作りかけの服が出てきた。

   

忘れていた。
明日から、、さて何にしよう。
今だとジャンバースカートにもできるし。ベストにもなるし。
割烹着にもなる。

封筒に貼る切手をさがしていた。
若い頃30年余り記念切手をシートで集めていた。

集めてどうするでもなく、最近は封筒に貼ったりハガキに貼って使用をやっていた。

小出しにしていた切手を使っってしまったから、友人に出す便りに貼る切手を探して使おうと、、、

どこに置いたか無い。場所も忘れている。
押し入れをかき回し、棚の隅にあったダンボールの箱を見つけた。

切手、テレホンカード、記念硬貨が入っている。

世界旅行をしようと思えば売れば行けるだろう?それくらいの価値は有るけれど、執着もしていないし、一度息子の「あげる」と言うと「要らない」と会話をしたこともある。

しかし無くしたと思うと、平常心ではおられぬ。
勿体ないじゃないか!

それをやっと見つけた。
その横に紙の袋から、作りかけの洋服も出てきたのだ。

記憶にはあるが、とんと失念をしていた。

今日、一日悲しかった。

老化、物忘れ、認知症、、、等々、、楽観的に承知はしていたが、今日の出来事が頭から離れない。
これから往々にこんな場合に出くわす??

老いに正面から向かわなければ、老いを諾わなくてはと、、、、終日ぼーっとしていた。



      

現在の我が家で唯一のきれいな鉢植えの花。

しりとり俳句。

「ミモザ」をつなぐ。
     📫    ミモザ咲く丘オリーブ色のポスト

「鳥雲に」
     🐤    ポケットにのど飴鳥は雲に入る


しりとり俳句ができるうちは、、、哀しみも紛れる。





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スモック

2022-03-12 18:28:36 | 日々是好日
      

スモック?割烹着?
そんな物が仕上がった。
肩凝りなる前から心配をして一日に2~3時間の裁縫時間。

何日もかかった。
厚手の木綿。
張りがあり縫いやすかった。

作って夫に見せると
「また?」
と、言う。
いつもと表現が違う。
疑問に答えるべく
「生地の断捨離をやっているの」
そう。
今年の冬ごもり中に、何枚割烹着やエプロンドレスを縫ったことか?

着る暇が無い。
製品を置く場所も?
冬物はかさばるから、押し合い圧し合いしている。コートや部屋着が、、、

身体が凝り固まっているから、ほぐしに散歩に。
汗ばむような陽気だった。

     

小さな辛夷が目に止まった。

一日が終わった。

プーチがテレビの画面に映ると
「鬼畜」 
「おぞましい」
「人でなし」
「狂人」
「恥知らず」

等々、思いつくまま夫婦でプーチンをこき下ろす。

早く、戦争が終わりますように。

私達は真に⦅ 無力 ⦆だ。


しりとり俳句。
「目借時」をつなぐ。
    🐸    「目借時ピザの配達頼みけり

「とろり」をつなぐ。
    🐚     ミルク色とろりと牡蠣の焼きあがる


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既視感が 原風景

2022-03-11 09:36:29 | 日々是好日


田舎に住んでいて良かったと思う瞬間。
老木の桜。
後、二週間もすれば咲くだろうと想像。
根方に咲いている水仙は今が見ごろ。

切株に坐って物思い耽る。
歳時記を膝に置いて、、、

このような風景に散歩の途中で出会えること。
既視感が満載。

           
  
数十歩離れて椿。
綺麗だった。
丈は5メートルくらい。
この散り具合も良いな。


ギシギシの、紅い芽と、もう緑がっかた葉っぱ。
春の日が惜しみなく射している。

       

並んで白色の西洋タンポポが。

もう俳句から片足は完全に抜いているつもりが、残ったもう一歩の足が、ハイクめいたものを作らせる。

私のハイク愛好人生は消えそうで消えず 、未練がましい。

そう、これは吟行をやる姿勢だと愛想を尽かしたり、老後の頭の体操に「しりとり俳句」「吟行日和」だと  弁解がましくブログに綴る!   
                     



しりとり俳句。

「竹の秋,、竹」をつなぐ。
      🎋    藪椿竹が水吸いあげる音

「春風」をつなぐ。
      🐶    襁褓した犬甲板に春の風


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我が家周辺の探梅、、、

2022-03-09 23:32:40 | 日々是好日


梅を観に。
夕方の犬の散歩どき。
周辺の梅では、この梅が一番に見事な古木だ。


とある家の塀越しに枝垂れ梅が見えた。

    

蕊が多い花びらも重なったこの梅。
何と表現しよう。
清楚であって妖艶な白い梅。美しい。

   

すぐお隣の家の白梅の古木。
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿なる言葉がある。

咲く前に枝を切っている梅と、咲いた後に枝を切っているのを見る。
どちらが?と疑問。

今日は三種類の白梅を観た。
いずれも心を惹かれた。

我が家の周辺での梅見だった。


しりとり俳句。

「一斗缶」をつなぐ。
      🍃    一斗缶で燃やす春の落葉かな

「水琴窟」をつなぐ。
      🎶    水琴窟遍路の鈴に応へけり

季語でも無く、水琴窟や一斗缶。
元々私は俳句か川柳か?そんな5・7・5 のお遊び。
何が出てくるやら、楽しいことだ。
    


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花見、、、1

2022-03-08 20:49:26 | 日々是好日



今年も花の始まり。
先ず、お隣の街の湊川の堤の河津桜を見に。
風はまだ冷たい。

花も3分咲から8分咲。
一週間くらい早かったかな。



見物の人は皆さん、私の年代。
結構、結構!

異国で戦争があり、避難民が飲まず食わずの環境にいる事を考えれば、しかし残る生活を充実させての、、などと言い訳をやるのはよそう。


     

花の匂いが充満している河川場の注車場。
目白が数十羽飛び交っている。
動きが早く、カメラには収まってくれぬ。


     

河の堤にバスの停留所が。
こんな句が口をつく。

    🌸    バスを待ち大路の春をうたがはず    石田波郷

昭和八年、波郷18歳の作だそうだ。

現在の作家で波郷のように歴史に残る俳人はさて誰でしょう?~~?

      

犬を抱いて花見の人も。ワンちゃんの表情が良い。

      🌸     三寒四温胴長の犬服を着て

      

     🌸     茎立菜記憶の奥の段畑

     🌸     ポケットに紙の懐炉や落椿


少し歩く。
橋を渡って対岸から、花の土堤を見る。

    🌸     水温む川向ひより鐘の音
 
    🌸     孕鳥年輪数へをりにけり

   

今日の有酸素運動、ノルマを果たした思い。

楽しい半日だったが、帰ると昼寝をやらねば身がもたぬ。

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