農場試験場の門入ると正面に大きな白い建物がある。
そこに咲いているのが3メートルくらいの金縷梅の花。
たまたま満開だった。
思いがけずの良い出会い。ラッキー。
🌺 まんさくや隕石襲う星に棲み 寂聴
偶然にも昨夜読んだ寂聴の随筆集のページが金縷梅の花の項だった。
寂庵の500坪の庭には何種類(何百種)の花の木々に包まれているそうだ。
金縷梅の花の下に佇む生前の寂聴さんの写真が載っていた。
金縷梅の花の記憶は昔、昔、旅先の山梨県の昇仙峡で見るのが初めて金縷梅に接したことだった。
かれんで紙縒りのようなで透き通った花びらが雪解水の起こす風にうち振るえていた。
けなげに冷たい風にもめげず咲いていた黄色い花が印象的だった。
自分でも若い時は病気、勤の合間を縫って旅を楽しんだ事を、色んな花を見る度に想い出す。
金縷梅の花には昇仙峡へ行く道すがらバスの窓から見た怖い大きな「閻魔さまの像」の想い出も。
しりとり俳句。
「盆梅」をつなぐ。
🌺 盆梅や皿鉢料理屋のみごとなる
「たんぽぽの絮」
🐶 たんぽぽの絮犬の尾のひと薙す
🌲 金縷梅の風にスカーフしめなおす