老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

ペンダント

2024-06-19 10:34:11 | 老人日記
       

普段使いのペンダント。
自分を持て余している。
トンボ玉と同じように首から吊ったペンダントに、「怒るな腹を立てるな」と
(呪文)をとなえて自分を律し折に触れて手で撫でている。

          

このペンダントは練り香水を入れる事ができる。
50年も前に化粧品会社で買った。
物持ちが良い。捨てれないのはケチかもな。。。。
お気に入りだから大切に扱ってきたのだ。。

アクセサリーを付けるのは好きでない。

しかし最近はアクセサリーの断捨離にも思いついた。

それでアクセサリーを整理しようと出してみたら、、、
両の掌に載せると重いくらい、出てくる出て来るは、、、

ピンからキリまで売りにゆけるくらい。

良い悪いの整理をする。

まことに、玉石混淆、、、

娘がおれば、あげるのだけれど、嫁では
「有難う」
と言って受け取るだろうが、(こんなの義母さんからもらっても嫌だと、捨てると想像に難くない)
正直、金目の品々。
捨てられたのでは勿体無い代物だ。

そんなこんなで、今はどうしょうかと迷っている。
利用ができる物は、使用をしようと、今日はあっぱぱの胸に香水淹れのペンダントを吊っている。

淋しい老人は断捨離に励むしかない。

捨てられてもともとと、最終的には嫁に持って行くことになるのだろう。

若い物と老人の趣味は違うけれど、価値ある物は価値があるなだから、、、と、、、ああ、ああ、ああ、、、、、


     💍    百物語ルビー妖しく灯に映える


     

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トンボ玉

2024-06-16 09:11:44 | 老人日記


【色ガラスでいろいろな模様をあしらった、穴のあいたガラス玉が「とんぼ玉」と呼ばれている。】

                      
        
【名前の由来は、「たくさんの小花のような丸い模様のついたとんぼ玉」が、トンボの複眼に似ていることから、蜻蛉(とんぼ)玉と呼ばれるようになった、と言われるようだ。】

       

【日本へは奈良時代に製法が伝わってきたと言われていて、その製造の伝統技法は奈良県にある正倉院に製法を記した書物や原料も収蔵されています。
古代、魔除けとして身につけられてきた「勾玉」もとんぼ玉の一種で、装飾品にも使われていたそうです。
このガラス玉が蜻蛉(とんぼ)玉と呼ばれるようになったのは、細かな模様のついたとんぼ玉が「トンボの複眼」に似ていることから名づけられたとの由来があります。】
『由来はパソコンから引用をした』

             

【ガラスの発明から間もないころのエジプトで発見されていて、日本でも古い遺跡から勾玉と小型のガラス玉が出土しています。
この美しいとんぼ玉は、現代に至ってもなお愛され続けている】

最近は、このトンボ玉を使ってアクセサリーを作ることが流行をしているらしい。
私は昔からこのトンボ玉を使ってペンダント紛いを作っていた。
古い、骨董的価値のあるトンボ玉だと良かったが、私トンボ玉は、旧街道の道の駅で、通る度に買った安物の物。
骨董的な良い品のトンボ玉が欲しいけれど、今までお目にかかった事がないから、安物ので我慢をしているのだが、本当に良いトンボ玉が欲しい。


最近はこのトンボ玉をお守り代わりに首から吊っている。

怒りっぽく、大きな声でどなる。
もっぱら連れ合いが私の被害者だけれど、それを無くするために毎日首から下げる事にした。

腹が立つとトンボ玉に手をやり、静かに穏やかにと呪文を心の中で唱える。
幸いに自分が心で誓っているだけで、腹を立てたことは一度も無いけれど。

転ばぬ先の杖のように、老人性ヒステリーを起こす自分への戒めと、、、、トンボ玉を一日に何度か手に触れる。

毎日着る洋服に合わせて吊るトンボ玉を代えている。
勿論、今日もお守り代わりに吊っている。


     🦋     今年またテラスへ大き揚羽蝶

     🐤     干す手止め聞いているかな時鳥










           
コメント (4)
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花菖蒲

2024-06-11 11:38:25 | 老人日記


散歩がてら栗林公園の花菖蒲を見に行く。

観光客が多い。

     

中国風の池に望む展望舎。
入れ替わって次々、ここの池からの菖蒲を見ているのが、遠目にうかがえる。
      

菖蒲が水面に影を落としている。
数羽のシオカラトンボがせわしなく跳んでいる。
アメンボウはじーっとしていない。
くるくると輪を描きながらすーいすーいと目まぐるしい。



白、濃い紫、薄紫、黄色、桃色と数種の色の菖蒲が咲いている。
紫系が好ましい。

     


毎年、この季節になると咲く菖蒲。
公園の担当者に「ありがとうさん」と心の中で感謝を。

公園の入園時。
ここは60才を過ぎると無料の入園券をもらえる。
公園に来るのが解かっていながら、その券を全くと言って忘れてしまっていた。
入園金を払う。

二~三日前。
スマホが無くなった。
いくら探しても見つからぬ。
夫のスマホから信号を送る。
全く通じない。固定電話から呼び出しても出ない。
外出もしてない。腑に落ちない。

何処かに落としたのかと、二~三時間をし見つからぬから、警察へ拾得物として届ける。

ああ、恥ずかしい。全く馬鹿みたい。
警察から帰って、ふと私の部屋に入る。
ニ~三冊の本下から、スマホが半分、顔を出している。
呼び出す時、夫の番号を打っていたのだ。

このお頭。
認知症、老人性健忘症。。。
夫は呆れているものの、最近はこんな私を理解しているらしい。
「良かったな~」、、、と、さほど怒ることもなく、諦めの境地みたいだ。
しかし、警察には迷惑をかけてしまった。

そして公園の入場券の券。
あきらかに子供返りをしている自分を、今はブログに恥さらしを書いている。

「全く認知症だ」
時雨認知症なる言葉もあるとか。


    🌰    栗の花人間臭き息とばす
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ブルータスお前もか。。。。

2024-06-07 15:58:02 | 老人日記
    

「ブルータスお前もか、、、」
先日、トヨタ自動車の豊田章男会長が発した言葉。

認証不正問題を起こした子会社のダイハツ工業の立て直しに取り組んでいたトヨタ自動車で、類似した不正が発覚した。

俯瞰状態で客観的に見た自分の会社を、自嘲気味に漏らした言葉の結果が、このブルータスよお前もか、、、に行き着いたのか、、、と言わざるをえなかった。

名実ともに世界一を誇る自動車会社だと自負していたに違いない。

部下達の起こしたこの事件を胕の煮えくる思いだったに違いない。

ブルータスお前達は、、、部下達の顔が次々に浮かぶ。
絶対に降格事案だな。

認証プロセスのあり方に疑問を呈する場面もあったが、大なり小なりに認証という意識がちょっと薄かったということは否めないとも思ったに違いない。
弁解のやりすぎは、会社を貶めてしまうし。

      


トヨタ会長の身になってみればり、苦しい言い訳、そして落ちてしまったブランドを快復させる道のりの険しさ。


我が家は昔は鉄の塊のような重量のある、ホルクスワーゲンに乗っていた。
事故が有っても最小に防げるようにと。
ホルクスが古くなり買い替えの時、トヨタの車は安全性があると信じて求めた。
信頼を裏切ったら、ダメだよ。

トヨタ自動車の諸君!


    🌈     昨日より今日寒きかな七変化


 
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茱萸 を買った。

2024-06-02 22:45:35 | 老人日記
        

茱萸を買った。
フリーマーケットで偶然に見つけた。

     

懐かしい。
昔、子供の時に実家に2メートル以上もあり、小さな実がみのると、枝がゆさゆさ揺れる。
赤い2センチくらいの実は口に含むと甘酸っぱい味がする。
甘酸っぱいのは味ばかりでなく、想い出もだ。
母がいて兄がいて二人の姉がいた頃。
幸せは当たり前。
不安も苦痛も無く、田舎では戦争中も食料の心配も無かったが、おやつはいつもお芋、贅沢ができる時は上の姉が買ってくれる餡ぱん。

そんな時分に茱萸は、隣家の子供達にとっても私にも大切なおやつ代わりだった。
よく似た実で山桜桃が隣家にあり、これも今頃の季節だは重宝をした。

亡くなった兄、姉を最近は良く思い出していた。
茱萸を見つけて、はらからの事を甘酸っぱく想いだしたのだ。

    

茱萸と同じ店で見た算盤。

最近のそろばんは玉が4つだが、この算盤は5つ玉。

     

商家の番頭さんがパチパチと算盤をはぢいて商いをしている様子を思いうかべていると、骨董商さんが算盤の裏を見せてくれる。
私の考え、想像をしていた景が見えたのか?
能登産業銀行は名前の変遷があり、今は何々銀行だったりしてね、、、と同時に発して笑った。

今だから、茱萸を買った。

枝が長いので、不安定だけれど、ちょうど細い首の花瓶があり、挿して飾っている。

茱萸をフリーマッケトで買うなんて子供の頃考えたかしら。
夢にも思わなかっただろうと、そんな感慨にふけった。


     🐞     酸つぱ茱萸の実はらからを偲びけり
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