「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

自助グループと多様性!

2023年06月23日 08時22分05秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

多様性とは何だろう?

多様性とはどういうことだろう?

ここのところ毎月メンタルヘルス の講座を受けています。

ところで最近受けた「性の多様性」・「ジェンダーレス」に関する講座ではとても深い学びがありました。

ジェンダー(gender)とは、生物学的な性別に対して、社会的・文化的につくられる性別のことを指します。

 世の中の男性と女性の役割の違いによって生まれる性別のことです。 

世界経済フォーラム(WEF)が発表した2023年版「ジェンダーギャップ・レポート」の男女平等度ランキングで、日本は146か国中125位であったそうです。

特に講座で感じたのは少数意見をスルーして多様性を受け入れない組織はいづれ衰退するという事実です。

集談会においても若者世代の感じたことや新しい提案を私たちシニア世代が否定することは許されません。

私たち神経質者そのものが社会では少数派です。

正直私たちの自助グループにおいてもジェンダレスに関して学ぶべき点が多々あると感じています。

社会には無意識にジェンダーを感じさせる言葉や記述がまだまだ多く見られます。

たとえば男性保育士や女性ドライバーなどです。

私たちの自助グループでも女性の支部委員とか女性の理事とか、頭に女性をつける表現を見直す必要がありますね。

特に私も含めたシニア世代は、無意識に性別や年齢で相手を判断する癖が抜けません。

また若者世代の皆さんにも、シニア世代だから、高齢者だから仕方がないとか理解できないと、簡単にひとくくりにしないでほしい。

お互いが今までの考え方や価値観を変えるきっかけとしてこのような 講話はとても重要だと思いました。

集談会の在り方そのものが多様性の宝石箱のような気がしている一世です。



2023.6.23 一世

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恐怖突入の呪縛(じゅばく)!

2023年06月22日 18時02分34秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

何の祟りか、昨夜から急に腰に激痛が走りようやくパソコンのある机に座れるようになりました。

先日より痛みが徐々に増しておりました。

これも日頃一部のベテラン会員の悪口ばかり書いていたので、因果応報かもしれません。(笑)

さて呪縛の「呪」はのろい、「縛」は自由を奪うという意味があります。

オカルト的な話ではありません。

以前から、この恐怖突入という言葉に恐怖を感じておられた会員も多く、恐怖突入しなければ治らないという間違った考えが今でも一部ではびこっているのです。

ハッキリ申しあげます。

森田は恐怖突入することが目的でも克服することでもありません。

もし 森田療法が 一部の勇気ある意志の強い人だけに通じる精神療法であれば私などは全く初めから適応外だったと思います。

私には残念ながらそのような勇気も根性も貯金もありません。

失礼しました、貯金は関係ありません。

恐怖突入をすれば、神経質症状が改善されるわけでもないのです。

森田博士はこう述べられています。

できてもできなくても、嫌でも応でもしなければならぬことはともかくもする、ということに帰着します 。

そしてその時には勇気とか自信とか決心とかいう付け焼き刃は一切無用であるということであります。

単に付け焼き刃で、空元気で突破するというときは、たまたまこれが成功して自分もやればやれるものということを知り、恐怖が軽快したようになるけれども、これは再発を免れないのである。

余談ですが、今でもジェットコースターには乗れません。

そのことで人格を否定されたこともありません。

しかし夏休みの家族旅行の遊園地では、いつもノケモノでしたね。

今冷静に振り返りますと、ジェットコースターに乗れないからではなく、単に家族に嫌われていただけです。(泣)



2023.6.22 一世



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雨の日には雨の恵みがある!

2023年06月21日 06時39分21秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日は関西は、雨模様ですね。

今日のタイトルは尊敬している初等教育者で僧侶、詩人でもあられた東井義雄先生の書、「雨の日には雨の、老の日には老の、おめぐみ」からいただきました。

雨になると限りなく心が落ち着く私です。

若い頃は雨や曇りがとても嫌でした。

森田博士の説かれる人生観が変わると様々な変化が起こります。

今私は、老化も含めてそれを楽しんでいます。

東井先生は、さりげない言葉で、私たちに厳しい問を投げかけておられます。

現在の教育が失ったもの、方向性の間違いを指摘されているのです。

森田博士も自らの神経質学説を再教育と言われています。

すばらしいものは、あらゆるジャンルや時代を超えて心に響くのです。

以下東井先生の言葉より、

「雨の日には雨の日の、悲しみの日には悲しみの日の、かけがえのない大切な人生がある。」

今日の心に響く言葉

※自分の人生を自分で粗末にする 。

これをバカといいますね 。

どうか皆さんは自分自分の人生を粗末にするようなバカにはならないよう お願いしたいんです。※

かつての私はバカの見本のような人間でした。

人間関係のストレスから、弱いのにアルコールを飲みすぎたり刺激物を食べすぎたり、怒りの感情を爆発させたり、自分を自分で粗末にしてきた私です。

両親から与えられたこの命を大切にして、弟の分まで長生きしたいと願う日々です。



2023.6.21 一世 
※東井義雄氏:教育者、僧侶、詩人
 

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世間常識が再発状態をつくりだす?

2023年06月20日 11時25分35秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日のタイトルは「そのままのあなたですべてよし」―私の森田人間学―からいただきました。

神経質症状とはいったい何だろう?

いつもあくせくと目の前の雑事に振り回されて心の自転車操業を繰り返している私です。

そのままにしていると過労からまたいつものパターンでとらわれの日々へ一直線です。

幸いなことに集談会への参加をつづけており、毎日このブログを書くために森田に触れるようにしています。

ということで、休みの今日も森田漬けになっています。

私にとっては、最近「そのままのあなたですべてよし」を1日1ページ読むだけで絶大なる心のワクチン効果をもたらします。

悩んだり困ることがあってもとらわれの深みに落ちないのです。

今日の学びは、再発といわれる心の状態についてです。

以下「そのままのあなたですべてよし」より抜粋させていただきます。

※森田を学んだ経験のある人にとって実は厳密には再発ではない。

それは再発のように感じる状況である。

社会生活が長ければそれだけ世間常識や社会通念という固定観念も身につきやすい。

つまり、世間常識(かくあるべし)が「再発」状態をつくりだすと言っても過言ではない。

知らず知らずのうちに身につけた「かくあるべし」これには自分では気づきにくいし相当手強い。

強固である。※

学校教育でも企業内の規律事項でも鵜吞みにしないで一応自分の心に問いかける。

ブラック校則やブラック企業の巧みな飴と鞭の独自のルールに気づきにくいのは確かである。

コンプライアンスに違反していないか、第三者機関に相談することも大切だと思う。

集談会のニーズはこれからも確実に増すだろう!



2023.6.20 一世

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父の日のプレゼントと娘の課題!

2023年06月19日 18時35分17秒 | コラム 
大阪水曜ほっと集談会一世です。

昨日は父の日だったようである。

娘が園児の頃、父の日の似顔絵がカバンをもって会社に行く私の姿であったことを想い出しなぜか悲しい気持ちになった私です。

多忙に抹殺されて父の日があることを、完全に忘れていました。

それにしても母の日と比べて父の日の認知度は悲しいくらい低い。

今年も何の関係もなく過ぎ去るはずの父の日であったが、夕方県外に住む次女からプレゼントが届いた。

これだけであれば、ただの親バカな親父の話である。

しかしながら私には衝撃的な出来事であった。

1年以上音信不通で親子の繋がりが切れるかもしれないと思ったことは1回や2回ではない。

次女が思春期の頃、私は単身赴任先で悪戦苦闘の果てに適応障害に追い込まれた。

自分のことばかりで過呼吸や不安感など娘の心の問題に気づくこともないバカ親父であった

気がついた時は時すでに遅しであった。

男親にとって娘の取説は本当に難しい。

森田を家族に伝えることは本当にハードルが高い。

当時どうにもこうにも出口が見えず、自助グループのある大先輩に相談をさせていただいた。

「娘さんの生きる力を信じて見守ってあげてください」と言われたその時の言葉がどれほど尊いものであったかを、私は昨日の父の日に思い知らされたのである。

親子関係、夫婦の問題、職場の人間関係など世の中にはすぐに解決できないことが多い。

私たちはネガティブケイパビリティを内包しているのです。

思い通りにならない人生をどう生きていくか森田はその答えを何通りも私に示してくれた。

たとえ親子であっても娘の課題に介入することはできない。

次女は今回人生の一つの課題をクリアしたのだろう。

また数年先に新しい課題が彼女を苦しめるかもしれない。

親父はこれから先もどれほど苦しく辛い思いがあってもじっと見守り、応援しているというメッセージを届けるしかできないのである。

私に素晴らしいアドバイスをくださった神経質者の大先輩が後に、神経質に関する気付きの宝石箱のような「そのままのあなたですべてよし」 ―私の森田人間学―という本を上梓された。

その大先輩は、私が10代で初めて参加した集談会で個人相談をしてくださった方でもある。

心からの尊敬と感謝の気持ちがこの拙いブログを書かせたと思う。

神経質者の大先輩、ありがとうございました。





2023.6.19 一世


※ネガティブケイパビリティ「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」

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