Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

2006-11-11 | 想い・雑感
 ここに来て天候は崩れてきたが、10月下旬から11月初旬にかけて長く晴天が続いた。見上げる夜空には、日々輝きの形を変える月が見えていた。

 満月の前後では、それほど真っ暗でもない庭で、月明かりに自分の影ができていた。月下独酌。

 冬休みの宿題として、中学生の時夜中に月食を撮り続けたことをふと思い出した。その時も月は天空に浮かび、私は月を見ていた。同じ月と私だが、どちらも違っている。違っているけどその時につながっている。

つかえ感

2006-11-11 | 医療・病気・いのち
 食道癌は、根治が困難なものの一つだ。

 症状が出るくらいになると、それほどしこりが大きくなっていなくても、転移を起こしている可能性が高い。肺、肝、骨その他に転移を起こしていると、直しきれない可能性のほうが高い。治癒の可能性が高い食道癌は、検査でたまたま見つかった場合などに多い。

 食道癌は、60代以降に多いが、40代、50代でもまれではない。ちょうど人生半ばで、いろいろな面で時間的余裕のない時期である。症状が出ても、病院に出かけるのを先延ばしにすることも多い。食事のときに胸で食べ物がつかえた感じが出てくるようだと、しこりのために食道がせき止められかけている可能性が高い。それでも検査を受けずに、いよいよ食べられなくなり、ふらふらになってやっと病院に転がり込むという人もいる。それでは手遅れの場合が多い。

 食べ物のつかえ感があれば、必ず検査を受け、食道癌がないことを確認してもらうことをお勧めする。