Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

高積雲?

2012-10-13 | 想い・雑感


今日はいつになく空を見上げた
見上げるたびに形を変える雲
雲の名前はよく知らないが
こういう雲は うろこ雲とか羊雲とか呼んでよいのだろうか

雲の位置がとても高い という感じでもなく
低くたれてきているという感じでもないので
中層の雲なのだろうが
高積雲でよいのだろうか

千変万化の形状を見ていると
飽くことなく雲の写真を撮っている人がいるのも
頷ける

私は飽きっぽいので続かないだろうが
少しの間
天を仰ぎ見るようにしてみよう

認知機能

2012-10-13 | 想い・雑感
私たちは五感を通して入ってくる刺激によって
覚醒し 思考し 行動していきます
刺激を受け取る機能が認知機能ということになります

加齢とともにこの認知機能が落ちていくのは
仕方のないことですが
五感を日々働かせることによって
ある程度維持が可能なのではないかと思います

筋肉は使わなければ細り 弛緩し 力を失います
特に高齢者は入院などで動かなくなると
あっという間に筋力が衰え
歩くことすらできなくなることがあります
しかし日々使っていればその力を維持し
加齢による筋肉の衰えを遅らせることができます

おそらく認知機能を維持するためには
同様に日々使い続けることが大切なのでしょう

*****

ほとんど食事を食べないとのことで
栄養サポートチームのラウンド対象となった85歳女性
もともとひとり暮らしで自分で食事を作るという
自立した生活されていたそうですが
上腕骨骨折のために入院となりました
腕の骨折ですから基本的には歩いたりすることは可能なハズなのですが
入院数週間で一気に認知症がすすみ
ベッド上から動かず 問いかけに反応せず 
自分で食事を摂らず 食べさせてもほとんど食べない
という状態になってしまいました

一人暮らしという状況で
フルに働かせてきた認知機能を
入院を契機に使わなくなるとたちどころに出現した認知症
精神科医に聞くと この状態からもとに戻すことは
もはやむつかしいとのことでした

*****

最後まで元気に生き抜くためには
心も体も用心深く動かし続ける
ということが肝要なようです

糖度アップ

2012-10-11 | 想い・雑感
先週末に2度目のぶどう収穫
初回に比べ
それぞれの房で実が深い紫に熟している

バケツ一杯収穫すると
もうあまり房は残っていなかった

実を洗いながら房から外し
ぶどうジュースを作成

初回よりグッと甘く濃い
すこし薄めるくらいが飲みやすいほど

熟すというのはこういう事なんですね

陽光

2012-10-11 | 想い・雑感
朝自転車で出かけると
意識せぬ間に
陽光を求めている

夏の最中には
職場につくまでの間
少しでも日陰を求めながら移動していたのに

今はぬくもりを求めている

季節の移ろいは
直接私の行動に影響を及ぼす

役割

2012-10-10 | 医療・病気・いのち
 初診時に肝臓全体に転移を認めた胃癌のFさん。抗がん剤治療が効かなければ数ヶ月も難しいと思われた。しかし、抗がん剤治療が効をなして、治療内容を変化させつつ1年6ヶ月まで頑張ってくださった。

 とにかく仕事優先の50代男性。治療日程を調整しながらの治療継続だった。治療する側からすれば、ある程度決まった日程で治療を進めていかなければ少し不安なのだが、明らかに仕事がFさんの気持ちを支えていると思われたので、多少のスケジュールのずれは大したことではないと思われた。
 
 仕事をもっている患者さんの場合、会社の人から替わりの者をたてたから安心して治療に専念するように言われたりすると、自分の存在意義を見失い非常に落ち込んでしまう場合が少なくないという。癌という大敵を持っているのも患者さんなら、仕事を含めた日常を生きているのも患者さん。治療の進め方は、患者と医療者とがよく相談しながら進める必要があると感じる。

 Fさんの場合、出会って亡くなるまでの1年6ヶ月のうち、1年5ヶ月は仕事を続けられた。病状は診察のたびに説明をした。その間、時には気分が落ち込むこともあったに違いないが、気力が萎えてしまうことは無かったように思う。

お先に

2012-10-09 | 想い・雑感
早期胃癌で紹介となった患者Kさん

「25年ほど前にJ先生に胆石の手術をしてもらいました。」

とのこと

そのJ先生はすでに他界されて10年近く経った

KさんとJさん
あまり変わらぬ年齢で
かつて患者と医師として出会っているのだが
その医師のほうが先にこの世にお暇をされた

先がどうなるか
先でどういう立場になるか
ちっともわからずに生きている
ということ

そのことを思い出せば
他者の立場にもなりやすいかもしれませんね

あいちゃん

2012-10-08 | 想い・雑感


来年(2013年)の2月で恐らく10才となるメス猫

うちに顔を出していたおばさんを介して
高齢のためにもう面倒を見ることができないというおばあさんの家から
私の知らぬところで電撃移籍が決定していた
今の家に2番目にやってきた

はっきりとした出生の秘密が分からぬため
”恐らく”10歳

我が家では
私に次いで温厚な性格…

と言っているのは 私だけ

天下御免

2012-10-07 | 想い・雑感
いつの頃かはっきりしないがおそらく中学生の頃
NHKで天下御免という番組があった

山口崇演じる平賀源内が主人公の物語
そのドラマで初めて平賀源内を知ったのだが
ドラマの内容が史実に基づいていたのかどうかは定かでない
そもそも見ていた頃は
歴史上の人物であること自体を知らなかった気がする

コミカルな進行で
おそらく一度も逃さずシリーズを見たと思う
今でもオープニングテーマメロディーを覚えている

なぜかそのメロディが今日急に浮かんだので
忘れないうちに書き留めておきます

赤とんぼ

2012-10-07 | 想い・雑感


数週間前から
我が家の庭にやってくる

赤とんぼ ですよね

今の家に越してきて11年半にして
初めてやってきたような気がする

負われてみたの~は~♪ いつの~ひ~か~♬

最後に赤とんぼを見たのも随分昔のような気がするが
親から背負われていた記憶自体が
実に遠い記憶となりました

療養

2012-10-07 | 想い・雑感

結核が死病だったころ
まだ原因を治療することができなかった
だから
空気の良いところで
体を暖かくしてゆっくり休む
つまり転地療養をするしかなかった

死病ではないが
風邪も根本治療はできない
原因となるウィルスを駆逐する薬がないから
だから基本的には
体を暖かくして
栄養をとって
ゆっくり休息をとる つまり療養する
これが治療の基本となる

ところが現代社会は
ゆっくり休むということを許容してくれない
なんとか薬で症状を押さえ込んで
きちっと風邪がなおってもいないのに
仕事をする

なんとも忙しない話である

なんて言いながら
私自身も
頭痛がしたり 
風邪気味かなとおもったりしたら
薬で症状を押さえ込んで
診療にあたる

ひとのことは言えないね

せめて休みの日には
みなさん リラ~~~ックス

養生

2012-10-06 | 想い・雑感
体の調子がすこぶる良いと
ほとんど体の存在を気にせず行動できる

どこかに少しでも痛みなどがあれば
そこが気になり
動き全体に影響が出る

休んだり 治療をしたりすることによって
体調を整えることが必要だ

できれば普段から体に目を向け
養生することが望ましい
 
心の方も
問題のないときは
伸びやかで 心地よいが
どこかにわだかまり 引っかかり 心配
などがあればスッキリとはいかない

気になることに目を向け
手当をすることが必要だ
どうにもならないことならば
どうにもならないと諦める 見定めることも必要

でもできれば心の方にも普段から目を向け
自分なりにほぐし やわらかくしておくことが望ましい
これも養生

死亡確認

2012-10-06 | 想い・雑感
苦しげな息遣いをしていた末期患者さんの
呼吸回数が落ちてくる頃
消えゆく命を受け入れられず
まだまだこの世に引き止めたい
という気持ちが前面にでてくる場合がある

「頑張って」
「ちゃんと息をして」
「死なないで」
   …

さらに呼吸回数は減り
ほとんど息をしていないかの如き時間の方が
長くなってくる

ほとんど息をしていない状態や
もう止まってしまったと思える状態になるころになると

「よくがんばったね」
「ありがとう」
   …

と感謝をし 送ってあげようという心持ちになる
だれかひとりが ありがとう と口に出した瞬間
その場の雰囲気が大きく変わる

最後の場面ではこのような状況が比較的多いと思うが
呼吸や心臓の鼓動が止まってからもさらに少しの間
引き止めたいという気持ちが遺族につよい場合がある

そのような場合は死亡確認を少し待つ
旅立つひとの死は確定していても
残された者にとってはまだ確定していない

ただそんな場合でも
まったく呼吸をせず 心電図も波打たない状況をみれば
死を迎えた現実を受け入れるしかなくなる

私の場合 そこまで死亡確認を待つ
待ったところでせいぜい数分である
死亡診断書に記載する死亡確認時間が数分遅くなっても
全く問題ないだろうと思うから
残されるものが少しでも納得するまで待つ

いきなり

2012-10-05 | 想い・雑感
身を低くし
前方を見つめつつ
前足を左右交互に動かしたかと思うと
脱兎のごとく走り出し
我が家の2階に駆け上がる

少し間をおいて
何事もなかったかのように
とん とん とん と階段を下りてくる

この間
我が家の猫は
何を見 考え 行動しているのか

架空の獲物を想像し 追いかけているのか
運動不足の解消なのか
はたまた自己の敏捷性を他の猫に誇っているのか

どうも解せない わからない

2012-10-05 | 想い・雑感

国土地理院の規定に寄れば
地図上に崖の記号を描くのは
高さ3m以上 長さ75m以上の崖とのこと
兵隊が通過できない状況を想定しているらしい

そんな崖を下に下りる場合
道具を使わないとすれば
坂道を降りていくか
階段のような段差を使うか
エイやっ と飛び降りるか
の選択になる

事故で命を落とすような場合が
高い崖から一気に落ちる状態と考えると

癌末期の方は
坂と段差を組み合わせたように
全身状態が悪化していく場合が多い
そして段差にさしかかると
ストンと悪くなる

いよいよ最後の段の高さは人により違う
わりと最後まで元気な人は
調子が悪いと入院されるとあっという間に
息を引き取ることもある
だから
元気だからと言って油断していると
ご家族は充分お話ができないままに
ということになる

そこで後悔しないためには
二度と巡り来ぬ今日を大切に
過ごす必要がある

人生全てに通じることではあるが
これが難しい