せろふえ

チェロとリコーダー
自閉症の娘
本と漫画 農と食 囲碁パズル
とっちらかっているので、気になるカテゴリーやリンクを

日本軍兵士 ーアジア・太平洋戦争の現実 吉田裕

2020年08月15日 | 
 戦争のことは別に「季節もの」ではない。もちろんそうなのだが、夏になるとせめて戦争のことを考えるべきだ、と思う。この本は新聞で鴻上尚史が推薦していて、さっそく読んでみた。
 いつも、旧日本軍のことを読むとそのバカさ加減にあきれかえる。さらには今に至るまでそのキチンとした記録を残そうとしない政府の姿勢にもあきれかえる。ちゃんと記録を残さないから、研究者が苦労して掘り起こしているのだが、ともかく、
 戦没者の9割以上が1944年以降
 戦没者の6割以上が戦闘による死者でなく、病没and/or餓死
 など、あらためて驚く。これだけでなく、どれも、読めば、そうだったろうなあと思うのだが、「処置」という傷病者の殺人。虫歯や水虫のこと、マラリア、覚醒剤。覚醒剤は兵士に使っていて、戦後そのあまり(?)が市中ヒロポンとして出回ったのだろうという。今のことを考えるとそれも「オトモダチ」に横流し、ボロ儲け、だったのだろうなあと思う。
 ともかくやるせない気分になる。そしていまの政治のあまりにひどいことにも。

今週のたなくじ

2020年08月14日 | 日記

 めずらしくたなくじを撮った。占いではなくてゲームである。占いには興味がない。玉村豊男がむかーしカトリーヌなんとか(じゃなかったかな?女の名)で全国週刊誌に占いのページを持っていたという話はとても好きだ。
 梅雨が明けて雨が降らないのはあたりまえだ。でも暑くて暑くて、ほんとうに外に出るのは危険だ。おととい少し雨が降ったのは畑にはありがたかった(かな?)が、昨日はほとんど降らなかった。
 TVで「ああ、ひめゆりの塔」(舛田利雄監督、吉永小百合)を見た。重かった。気分も重くなったが、見て良かった。

40年前の自転車を引っ張りだしたが、錆びていた。

2020年08月13日 | 日記

 大学に入って、しばらくは自転車なしで過ごしていたのだが、やはり機動力が欲しい、当時の自分としては大金(5万円だったと思う)をだして、ロードレーサーを買った。普段から実に便利に使ったし、そうだ友達数人誘って茨城の北の端、袋田の滝まで泊まりがけで行ったっけ。その後もたまには遠出した。30くらいまではときどき乗っていたが、その後はあまり乗らず(乗れず)この20年くらいはまったく乗れなくて、そのうちメインテナンスして乗ろうと思っていたのだ。

 引っ張りだしてみたが、フレームにさびが出ている。うーん。本当に物は安くなっている。もったいないけれど、新しいのを買おうかなあ。

囲碁:投了するときには「ありません」

2020年08月12日 | 囲碁

 もう、40年も昔のことだが、駅の窓口で白人が切符を買って、そうしたら「どうも」と言うのだ。なんというか、そうかあ、たしかに僕も「どうも」と言うことが多かったと思う。それ以来できるだけ「ありがとう」と言うことにしている。もっとも有り難うだって「めったにないことで」と言うことで、なにも言ってない。
 やはり昔、囲碁では負けるときに「負けました」と言う、アゲハマを盤上に置く、なんてのがあるが、「ありません」と言うというのを聞いた。「ありません」は「打つ手がありません」かなあ。婉曲な表現で負けを認めるのにはとても良いと思っている。TVを見ていると最近は誰も使ってないようだが、復活して欲しい。将棋でははっきり負けましたということが多いような気がする。もしかしたら囲碁より将棋の方が「きびしい」のかもしれない、などとシロート考えしている。

さようなら、ギャングたち 高橋源一郎

2020年08月11日 | 
  著者の処女作だという。wikiによれば「ポップ文学」と言うのだが、どういう意味?
 まあ、われわれ老人が普通に思っている小説ではなく、字面だけ追っていってもなにが書いてあるんだかわからないような書き方のもので、でもまあ、楽しめた。いろんな引用がちりばめられていて、僕自身がそんなに博学ではないので、わからないところ、気づかないところがたくさんあるのだと思う。中島みゆきと谷川俊太郎が並ばっていて、ちょっとおかしかった。

トレビスをまいた

2020年08月10日 | 
 キュウリは毎日のように採れてうれしい。ごく安い苗一本なのだが広さはあるのだ、地這いにしている。
 トマトはこの梅雨であまりできなかったしあまりうまそうでなかったが、梅雨が明けてから、こんどはまったく雨がないので、昨日採ったのはお尻(で良いのかな?)に白い線が入っていて「ガッテン」によれば、甘さの印だというのだが、どうかな。
 ピーマンはまあまあ。茄子もまあまあか。8月になったので、切り返しをした。昨日見たら、すこし活性化しているような気がする。シシトウも雨が降らないので、あまりできてない、こちらもまあまあか。

 野菜は高いと言うが、旬になってからの野菜の安さ!もうけがどれだけ出るのだろうか?農家ってたいへんだ。ありふれた野菜でなくできるだけ変なものを育てようと思っている。失敗してもいいじゃないか。8月がまき時だというトレビスをまいた。ホームセンターの端っこにあったのをやっと見つけた。
高く、種が30個も入ってない。これで失敗したら目も当てられないな。

チェロの本 E・カウリング (著) 三木 敬之 (訳)

2020年08月09日 | チェロ
 きづいたら2007年の本だった。古くなっている部分もあると思う。
 これも折に触れて開ける本だ。こちらの方が「チェロの100年史」よりさらに古いところまで書いてある。 
 それにしてもチェロは本当に人気のある楽器らしく、びっくりするほどいろいろな本が出ている。
 ビルスマの「バッハ:フェンシングマスター」をはやく訳して欲しい。

チェロの100年史 1740~1840年の技法と演奏実践 ) ヴァレリー・ウォルデン (著), 松田 健 (訳)

2020年08月08日 | 
 実は図書館にリクエストして、他市から借りてもらってパラパラめくり、これは持ってないといかん、と思い購入した。半日飛ばし読みしたが、これは必要に応じてひもとく本だ。
 1750年に大バッハが死ぬ。ロマン主義ぐらいがー1840年 と言うことらしい。だからバロックチェロというか、チェロの歴史の始めあたりはあまり書いてない。「技法と演奏実践」とあるように、演奏技法のことが楽譜とともにていねいに書いてあって参考になる。でも、なにしろ書いてあるだけなので、下手くそなアマチュアにはよくわからないことも多い。もっとうまい人に教わらないといけないかなあと思う。

万年筆インク紙 片岡義男

2020年08月07日 | 
 なかなかすごい本で、文字通り万年筆とインク、紙について章立てもなくぐだぐだ書いたもの。あとがきだってその続きで、よくこんなにもグズグズ書けたものだ。万年筆は筆圧が小さくてなめらかに書けるので好きだが、こう、金に飽かせて何本も同じ物も買うような趣味はないので、ほとんど具体的には「わかる」も「違う」もない。言いたいことはとても伝わってくる。もう二度と読まないだろう、いやそうとう飛ばし読みした。

カスバの男 モロッコ旅日記 大竹伸朗

2020年08月06日 | 
 まあ、ぼくはあまり感じなかった。全然うまい絵ではないし、文章でもない。そんなことはわかっていて、それでもこの絵が好きだという人が一定程度いるのもわかる。でもまあ僕にとってはあまり感じるものがなかった。僕自身が異国に憧れるようなところがないからかもしれないなあ。

 この赤いスケッチはとても暑さ、湿度(のなさ?いや、湿度0ではない感じがする)、匂い、などを想像させる。


テレマン リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのトリオソナタ ヘ長調 TWV42:F3

2020年08月05日 | リコーダー
 残念ながらやったことがない。そもそもガンバとあわせたことも1,2回しかない。
 テレマンはどの曲もハズレがなく、たいていそれほど難しくもなく、本当にわれわれアマチュアにとってありがたい作曲家だ。
 ときどき思うのだが、音楽学校の作曲科で学んだ人たちが累計何万人ほどもいるのじゃあないのか?その人たちは今何をしているのだ?下手くそなアマチュアのために作曲、編曲してくれないだろうか?絶対ニーズはあると思うのだがなあ。
 リコーダーは難易度3から4。ガンバは実はチェロピッコロ(4弦)で、完全に弾けるのだ、ときどき楽しんでいる。耳になじんでいるせいかアルト記号でもだいたいできる。そんなに難しくない。
 通奏低音はとてもできそうもないところがある。そこはクヴァンツが書いているように本当の低音だけ省略して弾き、鍵盤楽器などに任せた方が良いと思う。

ころべばいいのに ヨシタケシンスケ

2020年08月04日 | 
 これはなんで知ったんだっけなあ?新聞の書評か、TVのような気もするのだが。
 とてもよかった。きらいなひとがいる。ころべばいいのに。から始まっていろいろ考えるのだが、とてもいい。ほんの少し教訓くさいが、ほんの少しだしそう思うのは僕が汚れちまったおとなだからだ。


 マクラのためにうたをうたう そのままねる が好き。ぼくは寝るのが好きなのだ。

スウィングしなけりゃ意味がない 佐藤亜紀

2020年08月03日 | 
 知り合いに勧められて読んだ。とても良かった。舞台は1939年ナチス政権下のドイツ。ブルジョワである主人公(敵性音楽であるスウィング(ジャズ)に夢中)。後半はともかく重くて、読んでる間ずっと重い気分でいた。戦争ってこういうものだと思う。

やっと梅雨が明けた

2020年08月02日 | 日記
 やっと、ほんとうにやっと梅雨が明けた。梅雨が明けたらもちろん猛暑で、ちょっと草むしりをしたら汗だくになった。しょうがない。こんな梅雨は地球温暖化だよ。誰かが書いていたがこれは梅雨ではなく亜熱帯の雨期だ。もっとも雨期というのも晴れていて毎日のようにスコールがある、というのではないのか。
 自転車に空気を入れようと思ったら虫ゴムが劣化していた。100均にあったのでうれしく買ってきて入れた。前輪に空気を入れて、後輪はこのまま大丈夫だと思い、入れたら、圧が高まったところでプシューと劣化したゴムが破けてしまった。そりゃあそうだ。
 折りたたみの自転車をちょい乗りに折りたたまず雨ざらしにしている。あらゆるもののあらゆる機能は使わずにおくと悪くなってしまう。たまには折りたたんだり、車に積んだりしないといけない。梅雨が明けるとますます暑くて自転車に乗る気がしない、まいった。

音楽の先生にピアノで伴奏してもらった。うれしい。

2020年08月01日 | 音楽

 学校がテスト期間らしく、音楽の先生に1時間ほど遊んでもらったというかピアノで伴奏してもらった。うれしい。
 リコーダーでヘンデルのソナタト短調とハ長調、バッハの1035。チェロは31の名曲選から何曲か。
 いきなり初見で弾かせて申し訳なかったが、さすがにプロだなあ、感心した。楽しかったと言ってもらえて本当にうれしい。
 フォーレのシシリエンヌは練習なしにやってはいけない曲だった。(-_-;)