Happy-sanになろう!

Happy-sanな日々をご紹介するブログ。旅のお話もいっぱい♪

上海2008~孫中山と梅屋庄吉文物史料展その2

2008年11月16日 | 日中友好
上海2008~孫中山と梅屋庄吉史料展その2



一年に何度、このような清清しい風の吹く日があるだろうか・・・。


そんなことを思わせる、開会式の朝だった。


約束どおりの、モーニングコール
朝食の、ルームサービスに起こされ


コーヒーを飲みながら、
昨夜仕上げられなかったスピーチの原稿を仕上げる。


さあ、今日は大切な一日。

しっかりと自分に力を入れる。




孫文先生、梅屋夫妻みんなが喜んでいるのか
オーブが玄関先にいっぱい。






開会式が始まる。

私の横の背の高い方は
日本の総領事 横井様。

外人に負けない身長と、朗らかさをお持ちの方で
横井様が登場したことで、会場内が一気に活気づく。

上海市人民政府、中国政治協商会議上海氏委員会、
上海氏政府機関事務管理局、上海市文物管理委員会、
上海時人民政府外事公室・・・

各部署からの来賓を迎え、開幕式が始まる。






孫中山故居記念館の孫館長の挨拶の後、
いきなり、私の挨拶となった。

想像していたよりも多くの来賓と関係者、
開会式の列席者。


朝、コーヒーを飲みながら書いた
出来立てホヤホヤの原稿、用意しておいて、良かった


横井総領事をはじめ
ご挨拶された全ての方々もきちんと原稿を用意され
高らかに読み上げられた。


私はとにかく、
ここのところの日中交流が盛んなことは
孫文先生と梅屋庄吉が東洋平和のために願っていたことであり、
100年後の今日、
それが実現していることと、
こうして、中国で初めて、日中の友情の歴史が公開されることを

孫文先生も、宋慶齢先生も
梅屋夫妻も喜んでいると思います・・・

ということを伝えた。





テープカット


中国らしく、真っ赤なコートを羽織った
背の高い美女たちがずらりと並び
華やかなテープカットと、なる。

その後、ここ、
孫中山故居記念館に<梅屋庄吉研究センター>が
設立されることになり、
私は顧問の証書を頂いた。







わいわいがやがやと皆様が展示室をご覧になった後、
日本からの取材も来て、インタービューに答える。










開会式を終え、一通りの行事が終わった後は
孫中山故居記念館主催の午餐会。


日比谷公園内の松本楼を意識してか、
フランス租界の美しい町並みの中にある公園内のレストランが会場に。






週末にはガーデンウェディングも開かれるという
広い庭園の中にある。

やはり昔ながらの石造りの建物。
その中で、ティピカルな上海料理を、頂く。






喉が渇いていたのだけれど
お昼からビールを飲んでしまうと
午後のスケジュールに差し障りがあるといけない。

フツウのオレンジジュースを・・・と思ったら
中国の方々のグラスには
湯気のたった、不思議な飲み物が注がれる・・・。





これぞ、”かぼちゃのホット・ジュース”


温かい、かぼちゃのジュースだ。

かぼちゃのスープよりも
さらっとしたのみ心地で、
カロチンたっぷり。

もう、これだけで十分栄養が摂れそうだ


他にも温かいとうもろこしのジュースもあったけれど
私はこの、かぼちゃのジュースの方が好き。





メインディッシュはやはり旬の”上海蟹”。


日本の中華料理店では
きれいに身をほぐして出してくれるのだけれど
こちらはこのまま。

ええ~っどうやって食べたらいいの~


隣に座っていた周先生が
親切に解体作業をしてくれた。

上海蟹は、日本のズワイガニやたらば蟹と違って
小さいので

解体してくれたところで、身は殆どないように、見える。

しいていえば、オレンジの脳みその部分は
確かにしゃぶると美味しい。


・・・しかし、上海蟹が供されてからしばし、
それまで、会話が途切れることの無かったテーブルは

シ~ンと静まり返り

恐ろしいほどの集中力で、皆様、上海蟹と格闘していた。


すごくコツがあるようで、
それぞれにどうやったら一番身を食べることが出きるのか
薀蓄があるようだった。


多分、テーブルで、私だけがついていけず
呆然と皆様の食べっぷりを観察することになった。



・・・こうして、まずは
開会式が無事に終わり、ホッとした午餐会までの様子をご報告。


午後も盛りだくさんのスケジュールですっ







上海2008~孫中山と梅屋庄吉文物史料展その1

2008年11月16日 | 日中友好
上海2008~孫中山と梅屋庄吉文物史料展その1




行ってきました、上海。

上海の虹橋空港、飛行機の出口に
すでに上海対外友好協会の日本処長 王先生をはじめ
3名が待機していてくださり、

まるで外交官みたいに
特別にパスポートコントロールを通過。
ちょっと・・・VIP気分。

しかし、この飛行機を降りた瞬間から
帰国のため飛行機の待合室に向かうところまで、
結局、自由時間は全然無し。

常に彼らのエスコートで行事をこなさなくてはならなかった。

・・・つまり、上海の街をぶらぶら歩く、
なんていうことは全く出来なかった。







空港から直接、上海香山路にある
孫中山故居記念館へ。


そこでまず、私が日本から手持ちした
史料の引渡しならびに
展示会における協議書のやりとりが行われた。



協議書にサイン


9月にこの史料展の取材・打ち合わせに来日されてから
この日までの間、
非常に多くのやりとりがあった。

孫中山故居記念館にとって
海外とのやりとりが初めてであったし、
また
私にとっても”門外不出”である梅屋史料を海外に持ち出すという
非常に責任のある任務を引き受けてしまい

協議書の策定や
展示室の警備上の問題、
保険のかけ方・・・などなど
問題が山積した。


なので、ようやく無事に解決し
協議書を取り交わした私達は満面の笑顔。




故居記念館館長、私、上海対外友好協会の王先生



このやりとりが行われた後、
中国のメディア向けの記者会見が予定されていた。

私は急いで、いったんホテルにチェックインし、
着替えて、再び、故居記念館に戻った。






展示は本当に良く出来ており、
現物史料以外の複製も当時の雰囲気を出しており
狭い館内ではあるけれど
非常にわかりやすく展示され、
孫館長はじめ、スタッフの方々の心配りに感謝。









孫中山故居記念館の庭で
記者会見が行われた。





この日の夕刊と
次の日の朝刊、上海で発行されている新聞には
かなり大きく報道された。


http://j.peopledaily.com.cn/94447/94451/6531254.html



その後、上海市対外友好協会主催による
歓迎会が新天地にある倶楽部で行われた。


この倶楽部、とっても素敵で
東京でいえば、綱町三井倶楽部。
一般の人は入れない、会員制の倶楽部だ。

古き良き時代の上海を彷彿とさせる
石造りの建物。
しかし、お料理は最新の上海料理が供される。

(*上海食事情で、お料理についてはまた後ほど詳しく)



エントランス



建物内部。古い建物だけに、オーブがちらほら。
今回の旅でもめちゃくちゃ、オーブが出現しましたよっ






新天地は、東京でいえば
青山のあたりみたいな、とってもお洒落なところ。

東京よりも、なんと言うか
昔からの異国情緒にもあふれ、
ヨーロッパな雰囲気もあり、
チャイニーズな雰囲気もあり、
古い建物はそのままで、
最新のインテリアという、何ともお洒落感のある街。

・・・ゆっくり歩きたかったよぉ・・・




お茶のお店







レストランやカフェもお洒落です!



夕食会の後はホテルに戻り、
ホテルのバーで”梅酒”を飲んでから部屋へ。


移動の車中で、
天才的な語学能力を有する対外友好協会の周先生が


”明日の開会式の原稿、ありますか?
あったら、事前に頂きたいのですが・・・。”



・・・・・・・・・・・・



・・・そんなもの、用意してこなかった・・・



開会式での挨拶なんて、全然考えていなかった私。


ホテルの部屋に戻ったのは
午前0時過ぎ。

東京にいる友人としばし
原稿を用意していなかったことを話すと


”きちんと用意したほうがいい。”

とアドバイスされ、目をこすりながら、デスクへ向かう。



・・・しかし、原稿は1枚くらいで眠気に襲われ
明日の朝、すっきりした頭で考えよう・・・


と、ペンを置き
ベッドにもぐりこむ。



こうして、上海の第1日目が終了した・・・。