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自分としての、あり方

2009年03月20日 | 見つけたHappyたち
自分としての、あり方



先日、法政大学国際日本学研究所教授で
人文科学博士の王敏先生、
同大学 外国人客員研究員 謝先生、そして
国立台湾大学 文学博士の徐先生と
有意義な時間を過ごした。


私は数年前、まだ王敏先生とは面識が無かったのだけれど
王敏先生の書かれた論文を読んだ時に

その愛情溢れ、世間に媚びず、まっすぐで
正義感溢れる文章に心打たれた。

”いつか、この先生にお目にかかりたい。”

そう、思っていた。


願いは叶った。 

香港特別行政区政府のパーティーで
王敏先生も招待されていらして、
また私も招待されていた。

”お会いしたかったです。”と私。

”私も長年お会いしたい方と思っていました。”と王敏先生。

こうして、
国や、年齢や、職種は全く異なるけれども
何かのご縁をお互い感じあって出会ったので
その後も良いお付き合いをさせて頂いている。




王敏先生とご一緒に。


昨年、中国からの何回かに分かれて
数百人規模の青年交流団が訪日した際に
王敏先生とご一緒に講演会もさせていただいた。



中国青年団に向けての講演会



話を最初に戻して
先日の午後のこと。


王敏先生は中国本土のご出身。
今回ご一緒した徐先生は台湾からいらっしゃっている。
謝先生も中国本土。
で、私はもちろん、日本人。

同じテーブルを囲んで、
私たちは、本当にさまざまなことを話し合った。


私以外の3人は教授というお立場なので
<教育>ということが中心ではあったけれど、

歴史のこと、留学するということ、
それぞれの国の若い世代の考え方や行動、
<学ぶ>ということ、
親子関係、両国の対岸関係のこと、
世界経済のこと、そして、これからの世界のこと・・・。


私たちは、<同じアジア人>なのだなぁ、と感じる。
言葉の壁、はあるのだけれど
博識な皆様は日本語が流暢なので
私はそれに甘えさせていただく。



私は教育者でも学者でも東大を出ているわけでもないけれど
私は私の感じ方、私の信じていること、
私なりの経験、私なりの夢・・・
それらを生意気かもしれないけれど
臆せず話す。





人間関係というのはおそらく、
鏡のようなもので、

相手が透明であればあるほど
こちらも透明になる。


相手に何か分の悪いことがあると
こちらの素直な気持ちを素直に捉えられずに
<重い>空気を感じてしまう。

その<重さ>の波動はそのまま伝わり
こちらも身構えて、素直な気持ちを伝えられなくなる。


そのテーブルでは
私たちは澄み切った空のように
国境も立場も性別も年齢も超えて
気持ちを通じ合えることが出来たように、私は感じていた。






その次の日、王敏先生からメールが届いた。


”貴方のあり方は素晴らしい。知人として誇りに思います”と。


私は本当に嬉しかった。

尊敬する先生から、そのような言葉を頂いて・・・


その時はじめて、私は、<私としてのあり方>ということを意識した。


私も尊敬する方々や大切な友人達の<人としてのあり方>を
素晴らしく思っているから、
お付き合いしているのだな、と。


私はここのところ、
自分に正直に生きたい、と思い始めていた。

自分にとって、<正直>なことと
相手の立場とがかみあわないことも、ある。


でも、王敏先生の一言は
背中をそっと後押ししてくれた。

そして、<自分のあり方>に自信をもたらせて下さった。


今日は春分の日。

大きくエネルギーがここから変わる。


<自分としての、あり方>

を意識しながら、
しっかりと歩いていこうと思うので、ある。