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梅屋庄吉の、銅像と記者発表会

2011年08月14日 | 日中友好
梅屋庄吉の、銅像と記者発表会




8月3日、東京の中国大使館で記者発表会が開かれた。




左から
中国社会科学院歩平先生 国務院新聞弁公室林先生 程永華中国大使
中村法道長崎県知事  福田康夫元首相  と、私




・中国国務院新聞弁公室と中国社会科学院から
 今秋、梅屋庄吉夫妻と孫文像の銅像が贈られる(場所は長崎)


・上海から5年前に孫文像が長崎に贈られたので
 今年は上海=長崎友好15周年ということで
 上海からのリクエストで長崎から上海に梅屋庄吉像が贈られる
 (場所は上海フランス租界地区公園)


・戦争で廃止になった 上海⇔長崎航路を復活させる
 この11月にも試運転が開始される


・辛亥革命の地、中国湖北省武漢にある辛亥革命博物館に
 日本の自治体としてはおそらく初の試みで
 <孫文・梅屋庄吉と長崎>コーナーを設置する



など、内容はてんこもり。




辛亥革命100周年日本実行委員会の委員長 福田康夫元総理も
孫文先生と梅屋の友情の歴史についてお話された




しかも、

銅像?ふぅん・・・と思うなかれ。

銅像は今後100年も、200年も存在しうる
歴史を語る重要なものだ。


たぶん、
中国から日本人の銅像を贈られるということも稀(もしかしたら初?)だし、
中国に日本人の銅像が設置されるということも稀(もしかしたら初?)の

超画期的なコトなのだ。







中国から贈られる梅屋夫妻と孫文像の模型






実際、今回のこの流れは


80年前、梅屋庄吉が4基の孫文像を中国に寄贈したことからはじまる。


中国社会科学院近代史研究所 所長 歩平先生が
この歴史を知り、
今度は辛亥革命100周年を機に
中国から銅像を寄贈したいという企画を出され、
いよいよ実現されることになったのだ。




左から中国国務院新聞弁公室林先生、中村長崎県知事、私、社会科学院歩平先生






日本と中国の近代史、は
暗い、つらい、記憶だ。

しかし、こうして100年後にお互いの友情を確認できる
<孫文・梅屋>の友情があったこともまた、事実である。



梅屋の贈った孫文像は

日中間にあったさまざまな歴史をずっと見守り続けてきた。


そして、
今回中国から贈られる梅屋夫妻と孫文像、
そして、長崎から上海に贈られる梅屋庄吉像は


これから先の100年間、そしてその先も・・・
日本と中国を見つめつづけていく。。。。





さて、長崎に行ったときに
現在、長崎から上海に贈られる<梅屋庄吉像>を
制作しておられる
山崎先生のスタジオを訪問した。





山崎先生と。


この日は2度目の訪問 以前より大きく、顔の輪郭もできていた。






山崎先生は<龍馬像>や<岩崎弥太郎像>も手掛けれた
有名な彫刻家の先生。


11月、上海⇔長崎航路が復活する第1号が海を渡るのを機に
上海にこの銅像も設置される。



なんて、嬉しいことだろう。。。。


急きょ、開催が決定したのだkが
来週の水曜日、午前9時30分から中国・北京にて
この銅像寄贈の記者発表が開かれることになった。


私も、現地に、駆けつける予定。。。。







花月とはし本

2011年08月14日 | 美味しいもの
花月とはし本



長崎には風流な料亭文化が今なお
引き継がれ、
街に華やぎを添えている。


今日はその中でも代表的な
<花月>と<はし本>をご紹介。


実は、2軒とも2回目の訪問。
花月は以前、ブログでも詳しくご紹介した。




花月の玄関


格式のある門構え。ドキドキ。






まずはお客様全員がそろうまで
こちらで待つ。 緑茶と小さならくがんで一息。







今回は少人数の宴席。。。しかし
このお庭の見える大広間。 贅沢。






長崎名物 卓袱料理は丸テーブル。
和・洋・中華料理のミックス。
テーブルが丸いのは中華風かな。






テーブルいっぱいにごちそうが並び始める。

長崎は日本なのだけど
お料理にも町並みにも異国情緒が漂っていて
独特の文化を築いているように、感じる。 何度来ても。




女将のご挨拶から。。。


卓袱料理は女将の「御鰭(おひれ)をどうぞ」の言葉から始まる。




御鰭(おひれ)



鯛の胸鰭が入ったお吸い物が御鰭。
これは「お客様お一人様に対して鯛一尾を使って
おもてな しさせていただきます」という意味が
込められているのだそう。





前副知事のご挨拶




国務院新聞弁公室 林先生のご挨拶




長崎総領事 李先生のご挨拶




乾杯や主催者の挨拶などは、御 鰭をいただいてからとなる。
御鰭さえすませれば、食べ方などの決まりはなく、
円卓 に並んだ料理を好きなように食べるというのが、
卓袱料理のいただき方だそう。









この日の花月の宴席は
今秋、中国から寄贈される梅屋夫妻と孫文像について
詳細の調査にいらした中国からのお客様をおもてなし。




南京から来てくださった彫刻家の先生
とても熱心に、銅像制作にあたり
ご意見を求められていらした。






銅像の見本の模型もご持参くださった。
こういう感じの3人の銅像が長崎に!!!




恒例のお土産交換の、記念撮影。







次は、<はし本>。


こちらは住宅街にあって
静かな環境。 

ここも中国の革命家との深いご縁のある料亭。




女将のご挨拶




そして、お約束の、御鰭。
ビールより先に。。。。




この日は長崎中の経済界のTOPが勢ぞろい




中村知事のご挨拶





香港からいらした中華総商会会頭 ジョナサン・チョイ氏のご挨拶




恒例のお土産交換





はし本の女将はとっっってもおきれいな方。

夏のお着物もほんとぉぉぉにきれい!




風流な踊りも堪能。。。



はし本は卓袱料理ではなく
和の会席。

いうまでもなくお刺身が新鮮。
そして
一品一品、心をこめて作られたお料理はほんとぉに美味。

土地の素材を多く取り入れているのか、
東京の会席料理や京都のお料理ともまたちょっと違っていて
量もたっぷりで、
幸せな気分に。。。。




記念撮影





料亭・・・というと
とんでもなくお高いイメージがあるが
長崎では
おそらく、東京のホテルの和食会席をいただくくらいの予算があれば
こんなに素敵な場所でその体験ができる。


<龍馬伝>にもたびたび
長崎の料亭のシーンが登場したけれど

歴史に思いをはせながら
長崎で、料亭文化を体験する。


日本に生まれてきたなら
一度はおすすめしたい、旅の楽しみのひとつ。