赤と濃紺の組み合わせが目を引くクサギの実です。臭いから臭木。単純明快(笑)
この夏、アサガオの「花びら染め」に挑戦したのですが、その過程で「クサギの実」で染めると美しい青になるということを知りました。
→
自由研究シリーズ~花びら染め~
自然界で青く染められるものは、このクサギと藍だけなんだとか。もっとも藍で染めるには、発酵させるなどいろいろな工程が必要。
その点、クサギは水を加えて煮出せばOK。
↑こんな色になりました。
ちょっと薄いかなと思ったのですが、ここに麻紐を浸してみると…。
こんな鮮やかな水色に染まりました。布ではなく、紐を染めたのは、少量でも染められるし、木の実遊びとコラボししたら楽しそうだなと気づいたからです。
夏の自由研究シリーズの最後の作品
アサガオ染めの麻紐で作ったストラップ(右側)です。ウール(動物由来の繊維)の方がタンパク質と結合して染まりやすいそうですが、麻紐でも下処理なしに染まりました。布と違って色ムラも気にならないのでお手軽かと思います。
そういえば、夏に作った色水を冷蔵庫に保管してあったんだっけ。思い出して、こちらも染めてみることに。
…プシュッ???
キャップを開けたら、コーラの勢いでシュワシュワしました…Σ(・□・;)
慌ててキャップを閉めたのですが、どうやら長く保存しすぎて発酵しちゃったみたい(^^;;
ちなみに、もともと酢を加えてあったこともあり、その匂いがするだけで特に異臭はなし。なので、そのまま使いました(笑)
色水につけたあと乾かしているところです↑
で、乾燥すると朝顔の方は少し色が薄くなりますが、クサギの方はほとんど変化なし。媒染(色止め)しなくても色落ちは少ないそうです。
9月に作ったストラップは、媒染しなかったので、見事に色が抜けてきてます。今回は媒染しようと思ったのですが、あると思っていた焼ミョウバン(茄子の漬物とかに使うやつ)がなかったので、面倒になってやめました(笑)
前回よりは濃く染まったので、しばらくはこの色を楽しめるはずです。
ちなみに花びら染めや草木染は、媒染によっても色が変わるし、もともとの植物の量や質(?)によっても変わるので、染めるたびに新しい色と出会えるんだとか。あと酸やアルカリで色を変えることもできます。
朝顔の色水にお酢(酸)と重曹(アルカリ)を加えて染めたもの↓
自然界で青に染まるのは藍とクサギだけと書きましたが、こんな風に重曹を加えると(右)、青く染めることも可能なんですね。ただ安定してないのですぐ色落ちすると思いますけど(^^;;
奥の深い草木染めですが、あまり深いことを考えずに、なんちゃってな感じで、お手軽に楽しみたいなと思っています。
ちなみに染め上がった麻紐ではこんなものが作れたらいいなと…↓
これは、西表島へ行ったときに、ネイチャーガイドさんから教わったで作りストラップ。このときは作り方を覚えたつもりだったんですが、すっかり忘れちゃいました(^^;;
そのときの記事→
自然素材の利用術
お正月に再上陸予定なので、もう1回習ってきたいと思っています。楽しみだなぁ。きえちゃん、よろしく(^O^)/
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