サガリバナ(Barringtonia racemosa)
サガリバナ科の常緑高木。東南アジア一帯の熱帯・亜熱帯に分布し、日本では南西諸島(奄美大島以南)に自生する。マングローブの後背地や川沿いの湿地に生育し、花が美しいので栽培もされる。
総状花序が垂れ下がり、花は横向きにつく。花は夏から秋にかけて夜間に開き、芳香を放つ。花弁は白または淡紅色で4枚あり、おしべは多数。(以上Wikipediaより)
花だけ見ると、ネムの花に似ています。
夜に開いた花は、甘い香りで蛾を誘い受粉を手伝ってもらいます。そして、朝になると、役目を終えた花は雌しべと子房をを残し落下します。
その落ちた花が、川を流れる姿はなんとも幻想的で美しい風景。そんなわけで西表島の仲良川で「早朝サガリバナツアー」に参加してきました。
今回は民宿のご主人が運転するモーターボートツアー。夜が明けた6時くらいに白浜港を出発しました。
ボートはマングローブの生い茂る仲良川河口から支流へと入っていきます。
すると川の両岸にぽつり、ぽつりと現れるサガリバナの木。
ご主人の巧みな運転で、サガリバナに接近。
横から眺めたり、下から眺めたり…。
雌しべだけが飛び出しているものはすでに咲き終わったものです。
そして、川面を流れてくる優美なサガリバナたち。
マングローブが姿を消し、川幅が狭くなってくると、その数が一気に増えてきました。
見ているそばから、ぽとり、ぽとりと水面に落下していく花々。
そんな様子を眺めながら船上で朝ごはん。モーターを切ると、辺りには鳥の声しか聞こえません。そして花の落ちる音が響きます。
最高の朝ごはんです!!
近年では、この場所が有名になり、ボートのモーターで水面の花々が岸に集まってしまうとのこと。
本来であれば、最盛期には川幅一面にサガリバナが流れて行くのご眺められたのに…と、ご主人は残念がっていました。
カヤックでしか入れない細い支流では、今でもそんな光景が見れるんだそうです。
そんな素晴らしい様子をお家にいながらじっくり眺められる本です↓
講談社さんらか出版されている横塚眞己人さんの「さがりばな」。1500円
とても美しい写真絵本です(*^_^*)
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