YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

喉に優しいカリンシロップ

2020-11-01 14:54:00 | 食べもの



鮮やかな茜色のカリンシロップができました!

去年は思うような色には作れず仕舞いでしたが、茜色にするにはただひたすら煮ていればよいということがわかりました。
全くの手間いらず!!




①カリンは皮をむき4等分にする
かなりかたいです。皮はピーラーで剥くことをお勧め。




②種を取り除きます
白い部分は切り取ります。
こんな感じで↓



ここは苦そうと勝手に判断して処分。




③残った可食部を薄いいちょう切りに

ここまでの作業が包丁捌きが苦手な私にとっては重労働。4個剥くのに1時間はかかります(^^;;

後は煮るだけですが、皮と種も布に包んで一緒に煮ましょう。



皮には栄養、種にはペクチン(とろみ成分)が含まれています。




④沸騰して15分ほど、エキスが出たらザルにあけ、濾液だけを2時間ほど煮ます。

蓋は閉めたままでもちゃんと茜色になります。ル・クルーゼの重たい蓋をしてあったので、ほとんど水分が減ることなくキレイな色になりました。

そこへ、砂糖を投入します。シロップですから甘くなるよう適当に入れました。砂糖が多い方が保存にも良いと思われます。仕上げに蜂蜜を入れるのも良さそうです。

再び様子を見ながら火にかけて、好みのとろみがついたところで終了。

あとは瓶に詰めるだけです。瓶は一度煮沸しておくと長期保存には安心。




ちなみに4個の実から、25杯分ほどのカリンシロップが作れましたので、結構割高かも。カリンが拾えたら作るのが良さそうです。

④で取り出したカリンの実はジャムにします。



水と砂糖を加えてよく煮てコトコト煮ます。種も入れました。

こちらも時間をかけると赤くなってくるのですが、なんだかガリのような見た目に仕上がりに…(^^;;




ピューレした方がいいのだろうか…
まだまだ改善点がありそうです。

煮終わった後の種↓



ペクチンて、スゴい!!!!!
納豆もオクラも目じゃないほどの粘り気でした。

ちなみにカリンジャムと言うと、シロップをさらに煮詰めてとろみをつけたゼリー状のものを指すことが多いようですが、果実そのものも梨のような食感で悪くないと思います。



カリンはまだ2個あるので、挑戦は続くと思われます…

皆様もよかったらお試しください。





大人気のアマビエ様
出典は、京都大学附属図書館所蔵「肥後国海中の怪」

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