屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

サロベツ原野の悲鳴が聞こえる

2005年09月04日 | 


ビジターセンターから遊歩道を歩く。
どこにいても利尻富士が目に飛び込んでくる。贅沢な遊歩道である。
エゾカンゾウ、ノハナショウブ、タチギボウシの時季が終わり、いまエゾリンドウや
サワギキョウの紫が鮮やかである。
でも、なんと笹が多いことか!
いつかサロベツ原野も一面笹におおわれるのではないかという恐怖がある。
これも、道路建設、河川改修など環境の変化によって湿原の水位が低下し、
乾燥地域が拡大したためといわれている。
サロベツ原野の悲鳴が聞こえそうである。

アキノキリンソウ
コガネギク(ミヤマアキノキリンソウ)かと思ったが、よくわからない。
緑一色の原野にあって、このきりっとした立ち姿は格好がよい。



サワギキョウ
エゾリンドウはがっしりとして男らしいが、サワギキョウは女らしい繊細な姿をしている。
ひときわ鮮やかな紫の花びらに惹かれる。



エゾリンドウ
下サロベツ公園のホロムイリンドウと比べて、エゾリンドウの葉幅は広く、
花もホロムイより大きいらしい。