屯田物語

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アケボノソウは東天に輝く星

2005年09月28日 | 札幌の風景


アケボノソウを探しに野幌森林公園に行ってきた。
開拓百年の記念塔がある広大な森林公園、どこにアケボノソウがあるのか、
公園事務所で尋ねてみたけど、まったくわからないとのこと。
仕方なく開拓記念塔から「瑞穂の池」方面の山道を選んで歩くことにする。
鬱蒼とした樹林の中、ほとんど手付かずの自然がそのまま残されている公園、
妻は目ざとく、キノコばかり見つけては喜んでいる。
食べられるのか毒なのか、キノコの選別は難しい。
でも、ここは山菜採り禁止だよ。

「あっ、これでないかい、凄い凄い」
普通に歩いていたら見過ごしていたかもしれない。
とても清楚で麗しい花、最高に嬉しい発見であった。
結局、瑞穂の池から開拓の村経由の約3キロの道で、わずかに5~6株しか
見つけられなかった。

アケボノソウの五枚の花びらはあどけない子供の顔のようだが、
あらためて名前の由来を考えてみると、
花冠の斑点を夜明けの星空に見立てたものという説が一般的。
しかし、先人は生い茂った草むらのなかに凛とした白い星の姿をみたとき、
アケボノソウを 明け方の東天に輝く星「明けの明星」 と重ね合わせたのでは
ないだろうか。